名誉ある伝道師として『HTCエヴァンジェリスト』との別名も頂いております地方モバイラーKSGK甲斐です。台湾に上陸し、HTC端末を物色しないわけにはいけません。ここはAKBのCMでおなじみ、チャレンジユー○ャンということで、あえてOne(M8)やButterfly SではなくDesireシリーズを探してみました。
●HTC Desireシリーズの複雑な世界
最新のDesireシリーズはDesire 310、Desire 610、Desire 816なのですが、ここ数年振り返ってみても台湾では数多くのDesireシリーズが登場しています。Desire 700 dual、Desire 700 dual sim、Desire 601 dual simなど。その前がDesire L、Desire Q、Desire P、Desire U。さらにDesire X、Desire C、Desire V……。中国専売モデルやグローバルモデルも加えると更に複雑怪奇なことになります。もう何がなんやらです。
基本的にハイスペックモデルはありませんが、このようなカテゴリー分類もままならない数字やローマ字のネーミングが、市場のユーザーを混乱させてしまったという見方をされている方もいらっしゃるようです。しかし、基本的に近年のDesireシリーズは、どれも新興国向けやエントリーユーザー向けの低価格機といっていいと思います。そういった意味で、クオリティーは多少チープですがお求めやすいので、コレクターアイテムにはピッタリといった感じです。
●今年は中古街で、Desire Lをゲット!
Desireシリーズを手に入れるべく、山根博士おすすめの西門の中古街などを散策した結果、今年はDesire Lを捕獲しました。しかもピンク! 一瞬戸惑いましたが、山根博士の「漢なら価値あるものを!」という言葉を思い出し、購入決定。中古価格はなんとTWD4200(12600円前後)。安いうえに、展示用の新古品みたいなものだったらしく、キズも無し。お買い得ですよ、奥さん!
Desire Lは台湾限定のモデルで、中国本土で販売されていたHTC One SUのシングルSIMモデルとなります。発売してから1年ほど経った端末なので断然お買い得になってました。
背面は可愛らしいピンク! |
まずは外観から。ピンクのボディーが可愛らしいです。間違いなくアラフォーな私が携帯すると、女子から後ろ指をさされて人気者になること間違いなしです。カメラは背面のみで500万画素。必要最低限で、前面のインカメラありません。自撮りをしないのでOK牧場です。背面下部には、この頃は仲のよかったbeats audioのロゴが誇らしげにプリントされてます。あぁAppleさん……これからbeats audioさんをよろしくお願い致します。
Android4.1.1、Senseは4+です |
バッテリーカバーを開けると、そこに見えるは真っ赤な内部。まさに捌いたら大トロ現れました状態です。HTC端末はこういう“下着のオシャレ”感覚な端末があったりしたのが好きだったんですよねぇ。HTC Ariaの中身真っ黄色も衝撃でしたっけ。最近はバッテリー内蔵型ばかりになっちゃって、こんな密かな楽しみが減ってきてるのが悲しいです。
箱は以前のOneシリーズと同じ石鹸箱でした |
持ってみると意外に大き過ぎず小さ過ぎずで、ほどよいサイズ感です。4.3インチの画面も今となってはメジャーなサイズ。言語ロケールにデフォルトで入っているものは“中国語”と“英語”のみなので、ロケールを追加できるアプリ『MoreLocale2』で日本語化しました。これだとまだ中華フォントなので、美しい日本語を表示させるにはゴニョゴニョとすればいいのでしょうが、お気軽端末なのでこの辺で勘弁してやります。たまには中華フォントもいいじゃないといったおおらかな気持ちで見守ってあげることにしました。南国はそんな土地柄なのです。ハイ。
Desire Lは、台湾の旅の思い出としていいコレクションアイテムになったなぁと満足しています。最近では日本国内同様に、母国台湾でも少しHTCの元気がない点が気になりますが、それでも街で多く見かける国民機です。ぜひ台湾旅行の際には手頃な価格のdesireシリーズを探してゲットしてみてはいかがでしょうか。
●おもなスペック
OS:Android4.0.4
通信:3G、GSM
ディスプレー:4.3インチ液晶(480×800ドット、216dpi)
CPU:ARM Cortex-A9(1GHz、デュアルコア)
メモリー(RAM):1B
内蔵ストレージ:4GB
カメラ :500万画素
バッテリー:1800mAh
サイズ/重量:66(W)×8.9(D)×128(H)mm/147g
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