ASUSは、COMPUTEX会期前に行なわれた新製品発表会において、5in1ノートやLTE対応Transformer Bookなど7種類の製品を発表しました。ここでは発表会の様子や各製品の特徴について解説していきます。
↑新製品『Transformer Book V』を紹介するASUSのジョニー・シー会長。 |
今回の発表会で会場が最もヒートアップした機種は、会の最後に“Your Life|Ultimate Covergence(究極の収束)”というキーワードと共に発表された5in1ノートPC『Transformer Book V TA300』だといえるでしょう。
Transformer Book V(ファイブ)の“5in1”とは、 “Windowsノート”、“Windows タブレット”、“Androidスマホ”、“Androidタブレット”、“Androidノート”と、2種類のOSと3種類の形状を使いわけることで実現しています。今までASUSが取り組んできた『PadFone』(Androidスマホ&タブレット)、『Transformer AiO』(AndroidとWindowsの切り替え可能なPC)を組み合わせたような製品だと言えるでしょう。
スペックをおさらいすると、スマホ側は5インチHD(720×1280ドット)解像度IPS液晶ディスプレー、64ビット対応クアッドコアのインテル製CPU“Atom(Moorefield)”を搭載(5インチLTEスマホでは世界初)、約800万画素の“PixelMaster”背面カメラ、10時間ウェブブラウジング可能な2500mAhバッテリーも備えます。また、メモリーは2GBで、ストレージは最大64GB、Android4.4(KitKat)です。
Windows8タブレット(ノート)としてのスペックをみてみると、ディスプレーは12.5インチのHD解像度IPS液晶、プロセッサーは“The Latest Intel Processor”としており、今後発表される次世代コアiを搭載する予定です。メモリーは4GB、ストレージは最大128GBのeMMCと1TBのHDD。バッテリーは28Whr、OSはWindows8.1。
スマホ側にAndroid、タブレット側にWindowsを載せているため、それぞれ単独で利用することも可能。また、接続時は専用のソフトウェアをワンタップもしくは専用キーを押すだけで、大画面ディスプレーに表示されるOSが切り替わります。
さらに、付属のソフト“PC Link”を使えば、Windows上でスマホ(Android)側の画面を映し出すことも可能。Androidを呼び出して、LINEやSMSをサクッと返信するのに便利ですね。
そのほかには、同じく合体ノートの超極薄版『Transformer Book T300 Chi』やau版もすでに発表済みの『MeMO Pad(ミーモパッド)』の7インチ版と8インチ版(8インチはLTE対応モデルあり)、8インチ64ビットCPU搭載の『Fonepad 8』、最高速度3200Mbpsで通信できる『RT-AC3200 router』、4K(3840×2160ドット)モニター『PA328Q』、ASUS初の4Kノート『Zenbook NX500』など、多彩かつ流行をおさえた製品が出そろいました。
Transformer Book T300 Chi |
MeMO Pad |
Fonepad |
RT-AC3200 router |
PA328Q |
Zenbook NX500 |
左からFonepad8、7、Xperia Z2 |
手前がグローバル版、奥がau版MeMO Pad 8 |
今回はどの製品も日本での展開は明記されていませんが、どのモデルになるか未定ですが7インチと8インチの新型MeMO Padが6月中旬に日本でも発売される予定だそうです。
日本のプロモバイラーのみなさまはぜひぜひTransformer Book Vを、タブレット導入を考えている方はカラバリ豊富なMeMO Padを、そしてSIMフリー好きは新しくなったFonepadをぜひぜひ心待ちにしておきましょう。
●関連サイト
ASUS 該当プレスリリース(英文)
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