5月27日に行なわれた『日本おもちゃ大賞2014』の第3次審査。『日本おもちゃ大賞』は“楽しさ”をユーザーに与え、市場を活性化させる優れた玩具に与えられる賞として、7部門から各1製品が大賞をあたえられ、各受賞製品は6月12日から開催される『東京おもちゃショー』でも展示される。
今回、最終審査35製品のひとつとして展示されていた『Fairisia(フェアリシア)』。メガハウスから7月下旬に発売される、女子小学生から中学生のティーンズ向けスマホだ。
10代女子向けのスマホ |
↑『Fairisia(フェアリシア)』。予想実売価格は2万5000円前後。 |
発売元のメガハウスは、『ルービックキューブ』(関連記事)やキッズタブレット『tap me』(関連記事)などを発売している日本のおもちゃメーカー。今回、日本の玩具メーカーとしては初めて、スマホ本体からアプリ、SIMまでを一括して販売する。
予想実売価格は本体が2万5000円前後。月々の使用料は、“基本通話料”、“1GBまでの高速データ通信”、“安心パック”のセットで、2581円(初月の使用料は無料で別途事務手数料3000円がかかる)。大手キャリアと比較して約70%のコスト軽減になるとしている。
なお、端末にはSIMロックが施されており、いっしょに販売されるSIMでなければモバイル通信をすることはできない。
持ってみると割と本格的 |
↑4インチ液晶を搭載。質感などに子どもっぽさがないぶん、持った時の満足感も高い。 |
OSはAndroid4.2(JellyBean)を搭載。手に持った感じは、大人が使う一般的なスマホと変わらない大きさと質感になっている。色は、10代女子が好みそうなホワイトとラベンダーの2種類。スペックはやや低めだが、子供が使うには十分だろう。
オリジナルアプリも搭載 |
↑チャットができるオリジナルSNSやプリクラ、ファッションなどのオリジナルアプリがプリインストールされているほか、Google Playにも対応している。 |
安心の機能も多数あり |
↑子どもの長時間使用を防止する、ペアレンタルコントロール機能も搭載。 |
パスワードのログインが必要な保護者専用の管理モードでは、保護者のもつスマホから遠隔でロックしたり、時間やアプリに制限をかけることも可能。
また、ウィルスチェックや、ブルーライトカットなど、子供を守る機能もあり、「子供にスマホをもたせるのは不安」という保護者向けにさまざまな対応がとられている。
メガハウスによると、小学生女子の欲しいものランキングで、3~6年生については1位をスマホが独占しているとのこと。この『Fairisia』は、子どもに持たせるスマホの筆頭候補になりそうだ。
子どものスマホデビューに! |
●おもなスペック
OS:Android4.2
ディスプレー:4インチ液晶(480×800ドット、233dpi)
CPU:MT6572(1GHz、デュアルコア)
メモリー:512MB
ストレージ:4GB(マイクロSDHC対応)
カメラ:200万画素(インカメラ30万画素)
バッテリー:1350mAh
サイズ/重量:62.5(W)×9.7(D)×127.7(H)mm/126g
●関連サイト
メガハウス 公式サイト
(2014年5月29日13:00訂正)記事初出時、“SIMフリー”との記述がありましたが、誤りでした。お詫びして訂正いたします。
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