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ヤフーがイー・アクセスの株式取得を中止した理由を各広報部に問い合わせてみた

2014年05月19日 20時15分更新

 ヤフー、イー・アクセス、およびウィルコムが3月27日に“ヤフー株式会社によるイー・アクセス株式会社の株式の取得に関するお知らせ”にて、ヤフーがソフトバンク株式会社からイー・アクセスの株式を取得することなっていました。が、その後ヤフーとソフトバンクで協議を重ねた結果、5月19日付でヤフー取締役会において株式の取得を中止することを決議したことを発表。

ヤフーがイー・アクセスの株式取得を中止

 イー・アクセスとウィルコムは 2014年6月1日を効力発生日として合併を行なう予定で、新会社の社名については後日、ワイモバイル株式会社に変更する予定は変わっていません。

 そこでヤフー、イー・アクセス、ウィルコム、ソフトバンクの4つの広報に株式取引の中止について聞いてみました。

ヤフー広報部:「上層部の大きなビジョンを実際に現実化していく中で、買収よりも協業というカタチのほうがベストだと判断しての結果です」「お互い冷静に話し合いを重ねていった中でのことで、特に揉めたということではありません」

イー・アクセス広報部:「ヤフーはサービスとコンテンツ、イー・アクセスはインフラというそれぞれの強みを生かして協業の形で事業を進めていくことが望ましいと結論に至りました」

ウィルコム広報部:「インフラとサービスを分けて、ヤフーはサービスとコンテンツ、イー・アクセスはインフラという強みを生かして協業の形で進めていこうという結論に至りました」

ソフトバンク担当者:「ヤフーはサービスの強みを活かして、インフラを保有すること無く協業の方が望ましいとの結論に至った結果です。今後、イー・アクセスとヤフーはY!mobileでの協業となります」

 4社とも当たり障りのない無難な回答……に見えます。それはそれでいいのですが、上記の理由があるのでしたら、なぜ“当初はヤフーが子会社化する”という話になったのでしょうか。ちょっと不思議ですよね。

 6月1日の合併、そしてワイモバイルの動向に注目したいところです。

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ヤフー(プレスリリース)

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