外出先から自宅や会社のPCを遠隔操作できたら――。『Chromeリモートデスクトップ』は、そんな願いをかなえるグーグル純正のChromeアプリだ。リモートデスクトップアプリは、設定がやや難解だが、接続されるPC(ホスト側)と接続するPC(クライアント側)の双方に、このChromeアプリをインストールすることで、簡単に遠隔操作が行なえる。
■インストール
グーグルのウェブサイト“Chrome ウェブストア”(関連サイト)にアクセス。『Chromeリモートデスクトップ』を検索して、ダウンロードサイト(関連サイト)へ。
右上に表示された【+ 無料】を押し、【追加】をクリックすると数秒でインストールが終了する。新規タブを開き、アプリのリストから『Chromeリモートデスクトップ』をクリックする。
■“接続される側”の設定をする
アプリを起動したら、まずは接続される側のPCの設定を行おう。以下の画面が表示されるので、【続行】をクリック。
“Googleでのユーザーの把握”“メールアドレスの表示”などへの許可を求める画面が表示されたら、【承認する】をクリックしよう。
次画面で“マイ パソコン”の“リモート接続を有効にする”をクリックする。
以下の画面が表示されたら、リモートアクセスするための“PIN”を設定しよう。任意のPINを入力し、【OK】をクリックする。
再度、PINの入力を求める画面が表示されるので、先ほど設定したPINを入力し、【OK】をクリックしよう。これでホスト側の設定は完了だ。
■別のPCからリモートアクセス
ホスト側の設定を済ませたら、別のPCからアクセスしてみよう。今回はMacのChromeを使ってホストPCを操作する。まずは、ホスト側のPCで、Chromeリモートデスクトップを設定済みのChromeを起動しておく。接続する側のPCでもChromeリモートデスクトップを起動する。
“マイ パソコン”の“リモート接続を有効にする”をクリックし、“ホスト インストーラ”をダウンロードする。ダウンロードが完了したら、インストールしておく。
ホストPCを設定した際に入力したPINを登録すると、以下の画面が表示され、接続する側のPCのリモート接続が有効になる。
“マイ パソコン”にアクセスできるPCの一覧が表示されるので、任意のPCをクリックすると、Chromeの画面上にホストPCのデスクトップが表示され、リモート操作が可能になる。
上部の【キーを送信】をクリックすると、“Ctrl+Alt+Del”と“PrtScn”のキー操作を行なえる。【Ctrl+Alt+Del】をクリックすると、ホストPC側のユーザー切り替え、ログオフなどが可能。
“画面のオプション”では、ホストPCのデスクトップの大きさを画面に合わせて調整したり、ウィンドウに合わせて縮小したりできる。
■Androidアプリもリリースされた
ChromeリモートデスクトップはAndroidアプリも提供されている。パソコンで操作するのと同様、あらかじめ設定したPINを入力するだけで、AndroidからホストPCのデスクトップを操作できる。外出先ではスマホがメインという人は、ぜひ試してみてほしい。
●関連サイト
Chromeリモートデスクトップ
バージョン:35.0.1916.37
利用無料
作者:Google
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