ヨーロッパ各国の中でもモバイル関係のお買い物がやや盛り上がりに欠けるフランス。2年前にはパリの電脳街を巡ってみましたが(関連記事)、今回は低価格なスマートフォンをいくつか発見。パリのお土産についスマートフォンを買っちゃいそうになってしまいました。
↑まずはおなじみのfnacへ。
パリでモバイルのお買いものと言えばIT系の家電チェーン店fnac。パリ市内には約10店舗ありますから観光がてら立ち寄るのもいいでしょう。スマートフォンはSIMフリーのものが売っているのでここで買って他の国で使うこともできます。
↑マイナーブランド『Wiko』のスマホ。
2年前にパリを訪れたときはタブレットの安い製品などを見かけましたが、今回は100ユーロ台の低価格スマートフォンの品ぞろえも増えていました。このWikoはフランスやドイツ、スペインなどで自社ブランド製品を出しているスマートフォンメーカー。最近日本でも増えてきた格安スマートフォン同様、中国製の端末のようです。とはいえ最近の中国スマートフォンもライトユースには十分使えますから、パリ土産として最適な製品かもしれません。
↑ノキアのAndroid、Nokia Xもワゴン売り。
ヨーロッパ各地でノキアが少しずつ復活していますが、このfnacではノキアの初のAndroid OSベースの端末であるNokia Xがワゴンに入れられて売られていました。やはりLumia以外のノキア端末はまだ注目度が低いのかもしれませんが、こうしてしっかりと売られている姿を見るとちょっとホッとします。
↑マドレーヌ寺院にモバイルお買いものスポットがあった。
さてfnac以外のお店となるとキャリアを回るくらいしかあとはありません。パリには大きいアップルストアもあるのですが、どうせ行くならまだあまり有名じゃないところにも行ってみたいもの。実はパリにはサムスン電子のフラッグシップストアがあって、パリでのGALAXY S5の発売日は1000人近い行列ができたとのこと。場所は観光地として有名なマドレーヌ寺院のすぐそばです。
↑パリのサムスン電子フラッグシップストア。
サムスン電子のフラッグシップストアは建物の一階に入っています。営業時間は平日が10時から20時、土曜が19時まで、日曜は他のパリのお店同様閉店です。
↑同社製品が一堂に並ぶ。
ストアの内部はアップルストアの広さにはかなわないものの、一般的な店舗の2軒分をつなげているのでそれなりの広さがあります。スマートフォンとタブレットが整然と並べられており、いずれも自由に使ってみることが出来ます。
↑フランス発売のGALAXYシリーズすべてを展示。
スマートフォンはフランスで販売されているGALAXYシリーズの全機種の実機が展示されています。もちろんすべてSIMフリー販売。低価格なものならば100ユーロ台から購入できますので、パリ訪問記念に何か1台買うのもいいかもしれません。
↑最新モデルGALAXY S5やGear Fitも展示。
最新モデルもしっかりとおいています。fnacやキャリアの店では実機に触れられないこともありますが、ここならばすべての製品に電源が入っていますからあれこれお試しすることが可能。使い方を聞くことも出来ちゃいますよ。
↑フリップカバーなどアクセサリも豊富。
アクセサリ類はメジャーモデルを中心とした展開。日本で販売されているGALAXYシリーズに使えるものもありますし、日本で買えないものも売られていたりします。
↑キッズコーナー発見、子供や奥さんはこちらで待機。
またストア内の一角にはGALAXY Tab 3のキッズモデルを展示するコーナーがありましたが、ここは小部屋になっているうえにクッションもあります。ここまで一緒にお子さんや奥さんと来られた時は、自分が店内を物色しているあいだ、ここでタブレットをいじりながら休んでもらうのもいいですね。もしかすると帰り際に「このタブレット、欲しい」なんておねだりされちゃうかもしれません。
↑時間によっては結構混んでいる。
↑あの100万円スマホ、VERTUのお店も。
マドレーヌ寺院付近にはVERTUのお店もありました。もちろん気軽に入って実機を見せてもらうことも可能です。もっともスマートフォンは安いモデルでも100万円弱しますからおいそれとは買えないでしょうけどね。なお隣にはマカロンで有名なラデュレがありますので、彼女やらモバイルに興味ない友人と一緒の場合は、そちらで待っていてもらってもいいでしょう。もっともラデュレはいつ行っても行列ができるほどの超人気のお店ですが。
↑郵便局でもスマホが売っている。
VERTUで目を肥やした後は、市内を歩き回りながら郵便局に立ち寄ってみました。実は郵便局って国によってはMVNOキャリアとなっており携帯電話やプリペイドSIMを売っているんですよ。フランスの郵便局も『Le Poste Mobile』の名でMVNOをやっており、低価格なスマートフォンも売っていました。プリペイドSIMの料金が20ユーロで「国内通話定額+300MB」とまだスマートフォン利用に特化した料金ではないのが少し残念。でも時間が無く郵便局くらいしか立ち寄れないときはこんなところでプリペイドスマートフォンを買うのも面白いかも。
↑英語も通じやすくなったパリ。
2年ぶりのパリ訪問、キャリアのお店など以前よりも英語が通じやすくなっていた印象を受けました。パリへ行くとフランス語の洗礼をいつも受けていたのですが、その心配もこれからは少なくなりそうです。今回は購入しませんでしたが次回はプリペイドスマートフォンを買ってパリで活用してみたいと思います。
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