先日発表されたキッズ向けのスマホ『PolaSma』(関連記事)を借りることができたので、本気で使い倒してみました。
まずは外見から。「子ども向けだしおもちゃっぽいんじゃないの?」と思っていましたが、いい意味で裏切られました。サラサラとした背面は手触りがよく、安っぽさは感じません。
手に持ったときの感覚はGALAXY SIIによく似ています。カメラの位置などはモチロンだいぶ違いますが、四隅が湾曲しているデザインなどは、SIIをそのまま大きくしたかのよう。
珍しいことに、電源ボタンがディスプレーから見て左側、ボリュームボタンが右側にあります。右手だけで操作しているときに音量調節がしやすいので、この配置はアリなのではないでしょうか。
特にYouTubeやニコ動などで巡回するとき、とっさに音量を調節できるのは快適。ただ、ストリーミング動画を30分くらい見ていると本体が結構熱くなり、バッテリーは約30%減っていました。普段使いには問題ない性能ですが、動画をメインとした利用には向かないようです。
ディスプレーが5インチで540×960ドット、220dpiという性能ですが、予想を上回る発色のよさ。視野角も広いので、ディスプレーのストレスは一切ナシ。文字も大きくて見やすく、下側が少し見きれてしまうこともありましたが、さほど気になるレベルでもありませんでした。
最近流行りつつあるデュアルSIMスロットを搭載。両方とも標準的なSIM(mini-SIM)の大きさですね。今まで紹介してきたように、残念ながらW-CDMAでの同時待ち受けはできません(関連記事)。ですが、格安SIMとの組み合わせでひとつにまとめられるなど使い勝手は広がります。
SIMカードを管理する画面は英語表示のままです。SIMを切り替えには少しクセがあります。まず設定の一番上にある“SIM management”から、“Video call”を選択。
次に有効にしたいSIMの番号を選びます。
すると10秒待ってくださいという通知が出てから切り替わります。この方法以外で、SIMの切り替えは確認できませんでした。
アプリ一覧を眺めていても“Playストア”のアイコンが見当たらないと思っていたら、“Android Store”というのがGoogle Playストアのアイコンになっていました。
子ども向けスマホとして、メインの機能となる“KIDO'Z”ですが、権限の設定など一度済ませれば各アプリへのアクセスも制御するという強力なもの。制限がかけられているアプリを起動しようとすると、トーストの通知と共にKIDO'Zのアプリへ飛ばされます。
タイムリミット機能は子どもだけでなく、自分用にスマホへ触る時間を制限したりもできそう。スマホを触って夜更かししがちな人へオススメできます。
子ども用として出されたPolaSma。なにも子どもだけでなく、メインスマホとして活用できそうな可能性を秘めています。特に格安SIMを運用している人、デュアルSIMスマホを検討している人は候補に入れてもいいのではないでしょうか?
●関連サイト
PolaSma 公式製品サイト
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