私事で恐縮ですが、自宅の無線LANがちょっと弱いみたいで部屋によっては届かないのです。
無線ルーターはリビングの壁際にありまして、そこから離れた寝室やお風呂は電波が届かないか、届いても“とても弱い”状態。風呂は壁で囲まれてるからしかたがないとは思いますけど、寝室はなんとかならないものか……。グーグル先生にもきいてみたりして、いろいろ考えること5分。ひらめきました。
「電波の向きをしぼることで、わずかでも指向性をもたせれば、速くなるかも!」
キッチンにダッシュして、5分ほど工作。
できました!
(画像のルーターは計測時のものではありません。すみません)
……。
ダンボールの板にアルミホイルをかぶせただけのアルミホイルアンテナです。
これをルーターと端末を結ぶ直線の後ろに置けば、電波を跳ね返しまくって端末へ届く電波強度が増すという算段。
アルミホイルは電波を反射するって、テレビかなにかできいたことがあるのできっと大丈夫です。保温性もありますしね。
見てくれはアレですし、ものすごくアナログ的手法ですが……。
それはそれ。
わずか10分で完成してしまったのでよしとします。
実は勢い余って、こんなのも作ってしまいました。
スマホの周囲の電波を集めるというコンセプトですが……やめました。
そんなわけで、さっそく実験です。
テストにはいつもの『SPEED TEST』アプリ(関連リンク)を使いました。
平均速度 | 最低速度 | |
アルミホイルなし | 14.3Mbps | 6.4Mbps |
アルミホイル有り | 11.9Mbps | 7.5Mbps |
……。
上の表は逆ではありません。
良くなるどころか、むしろ悪くなっちゃいました。一応、最低速度はアンテナ有りの方が速かったのですが、平均で悪ければ意味ないですね、ハイ。
言い訳を言わせていただきますと、おそらく理屈としては合ってると思うのですよ、これでも理系ですし。以前、似たような製品も販売されていたことあるんですよね……。
ま、素人考えの素人製作ですし、ちゃんとつくらないとむしろ悪くなるっていう、良い見本になったかと思います。
そんなわけで、おとなしく新しいルーターを買って、ちゃんと電波を考えて配置することにします。これがいちばんの解っぽいですよね。
※光回線接続のバッファローWZR-AGL300NH(2008年製)とiPhone5sを11n(2.4GHz)でつなぎ、約10メートル離れた場所でアプリ『SPEEDTEST.NET』にて計測。アルミホイルウォールの有無で5回ずつ交互で4セット測り、それぞれ20回の平均値で比較。
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