日本ではiPhone版を先行リリース
既報の通り、米国ではiPad版の『Microsoft Office』アプリがリリースされ、話題となっています。『Word』『Excel』『PowerPoint』がそれぞれ独立したアプリとして提供されており、いずれも無料。ところが日本のiTunes Storeではリリースの気配がなく、ぐぬぬ……と思っていたところに、iPhone版が公開されたという報が。
実際にiTunes Storeにアクセスしてみると、確かにiPhoneアプリの『Microsoft Office Mobile』が登録されています! どうやらiPad版とは違い、Officeスイートをひとつのアプリにまとめた仕様のようです。早速ダウンロードしてみました。
ダウンロードした『Microsoft Office Mobile』のアイコンをタップして起動します。
スタートアップ画面が表示され、スワイプしていくとアプリの概要が説明されます。なお、本アプリを使用するにはMicrosoftのアカウントが必要。
すでに『OneDrive』を使っている人は、そのアカウントでサインインしましょう。アカウントを持っていない人は、Microsoftのサイトでアカウントを作成すればOKです。
『Microsoft Office Mobile』を使ってみる
無事にサインインできると、「最近使った項目」がリスト表示されます。ここにはサンプルのほか、パソコン版のOfficeで作成し、OneDriveにアップしておいた書類も表示されます。
Word |
Excel |
PowerPoint |
左から、Word、Excel、PowerPointのサンプルドキュメントです。サンプルは英語ですが、アプリ自体は日本語に対応しているので心配無用です。なお、iPhone側で書類を作成できるのはWordとExcelのみで、PowerPointは書類の閲覧のみ可能です。
Wordの新規書類を作成してみました。編集できる内容は非常に限られており、基本的にはテキストの入力のみです。右上にある「書式」ボタン(目のアイコンの左)をタップすると、文字のサイズや色などを変えられるメニューが出てきます。
ただ、この設定は入力済みのテキストには適用できず、設定後に入力する方式になっています。使える文字の色も限られており、文字サイズもポイント数を指定することはできず「+」「−」ボタンで変えられるのみです。フォントの種類も変えられません。
続いてExcel。こちらもあまり凝った編集はできず、数値/文字の入力と一部の書式変更のみ。ただし、グラフ作成機能は備えており、シートに入力した数値から棒グラフや線グラフ、円グラフなどを作れます。
iPhone側で作成したWord書類をMac版のOfficeで開いてみました。入力したものが実際にどうレイアウトされているのかは、パソコン側で見てみないとわからないという感じです。
というわけで、軽く使ってみた限りでは、iPhone版Officeは、パソコン側で作った書類のプレビューと、それらの部分的な修正といった用途を想定しているようです。iPhone側でイチから書類を作るというのは現実的ではありません。iPhoneの小さい画面ではこれが限界なのかもしれませんが、編集についてはもう少し高度な機能が欲しかったところ。
やはり本命はiPad版でしょう。早く日本でもリリースされることを期待したいですね。
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