消費増税とWindows XPのサポート終了が目前に迫っているとあって、秋葉原の各ショップは普段の週末より人が集まっている印象だ。とくに、この3連休にXP搭載PCから新たに購入したPCへの移行作業をしようと思っている人が多いのか、PCコーナーは人でごった返している。
PCの買い替えで気になってくるのが、移行元のXP搭載PCの処分。2003年以降に購入した“PCリサイクルマーク”(パソコン3R推進協会、関連サイト)の付いたPCならメーカーに無料で引き取ってもらえるが、それ以外は有料で3000円程度かかってしまう。どうせだったら中古買い取りを狙いたいが、ひょっとして売れないかも、と不安に思うもの。というわけで、秋葉原のXP搭載PCの買い取り状況を調べてみた。
↑2003年10月移行に購入したPCや“PCリサイクルマーク”のついたPCは、無料でメーカーが引き取ってくれる。
多くのショップが人気のモバイルノートPCなら機種や状態次第で買い取ってもらえるようだ。ただし、不人気機種やリカバリーディスクが欠品した状態では、値段は付けられず、持ち帰ってもらうこともあるとのこと。さすがに発売から13年近くたっているだけあって厳しい感じだ。そんな厳しいXP搭載PCの買い取り状況のなか、超高額といって過言でない金額で買い取りを実施しているショップを発見。それが、大阪・日本橋から秋葉に進出してきた『イオシス』(関連サイト)だ。
↑イオシス アキバ中央通店(イオシス買取センター)。秋葉原に3店舗を構える中古ショップ。中古PCやタブレット、携帯、SIMフリーの海外携帯などを豊富に扱っている。
一応、アキバの中古買い取り最大手となるソフマップも、同店(ビックカメラグループ)でWindows 8/8.1ならびにWindows RT搭載PCを購入した人限定で、XP搭載PCを定額3000円で下取りするサービスを4月9日まで実施中だが、イオシスではそれを上回る5000円(デスクトップPCは3000円)の買い取り金額保証キャンペーンを実施中だ。さすがにCPUは、インテルのCore2 Duo以上を搭載する機種に限られ、当然、PCとして正常に動作する必要はあるが、他店では値段の付かない不人気機種やリカバリーディスクをなくしてしまったPCでも、保証金額で買い取ってもらえる。
ちなみに筆者がSSD化やキーボードの交換を行なって延命しているIBM(現レノボ)『ThinkPad X200』のXP搭載モデル(7457-4PJ)をソフマップで調べてみると、買い取り上限金額は6500円に。ここから傷の状態などでマイナス査定されることを考えると、イオシスの5000円買い取り保証はかなりお得だ。
↑ビックカメラグループ(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ)が、4月9日まで実施中の定額下取りキャンペーン(関連サイト)。同グループ店でWindows 8/8.1ならびにRT搭載PCを購入した際のレシートを持って行けば、XP搭載のノートPCを3000円、デスクトップPCを1000円で買い取ってもらえる。
↑中古ショップのイオシスが3月31日まで実施している「買取金額保証キャンペーン」(関連サイト)。XP搭載のメーカー製ノートPCが5000円、デスクトップPCを3000円で買い取ってもらえる。
↑Core2 Duo以上搭載やACアダプターは必須になるが、リカバリーディスクがなくても買い取りオーケーだ。
なお、買い取ったXP搭載PCの行方をイオシス アキバ中央通店(イオシス買取センター)に聞いてみると、さすがにXPのままでは販売できないので、機種や状態のいいものはWindows 7化して販売予定とのことだ。
低価格な旧型ノートPCやOSなしのPC、部品取り用のジャンクPCを探すなら、4月9日以降のアキバ中古ショップを巡ってみるのもいいかもしれない。
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