月額400円(税抜)で見放題のドコモのアニメ専門動画配信サービス『dアニメストア』が4月1日からついにキャリアフリー対応で、ドコモ以外のユーザーにも使えるようになります! キャリアフリー化目前に、『dアニメストア』のキーパーソンに今後の展開を直撃しました!
NTTドコモ
スマートライフビジネス本部
コンテンツビジネス推進部 コンテンツビジネス担当部長
田中 伸明さん
――『ドコモdアニメストア』(以下dアニメストア)は100万人が利用されているとのことですが、現在はどのようなユーザー層が中心でしょうか。
田中 作品ごとにファンの年齢層も異なりますが、現在は30~40代の男性がメインとなっています。アニメという商材自体が非常に嗜好性が高いため、普段ドコモのサービスを利用頂くよりも、深い使われ方を多数の方にして頂いています。
また、別の切り口での利用ニーズと致しましては、dアニメストアでは現在放送中のTV番組作品も配信しております。独立U局で放送しているアニメは地域によっては視聴できませんが、作品自体は知っているユーザーも多くいます。作品が見たいのに自分の地域では放送がない、そのようなユーザーにも『dアニメストア』を利用して頂いています。
メイン画面 |
↑配信中の最新話へのリンクや番組表が確認できる。 |
特集ページ |
↑リクエストに応えた特集企画が用意される。 |
名作ページもアリ! |
現在『dアニメストア』では公式ツイッター(外部サイト)を提供させて頂いておりますが、担当者がかなりのアニメ好きのため、アニメファンならではのつぶやきが好評です。会員以外への拡散も狙いとし、新作告知や各種アニメネタなどをつぶやいており、多くのフォロワーの方から支持をいただいています。
また、ツイッターではユーザーからさまざまなリクエストを頂戴しています。リアルタイムに近いやりとりを行なっているサービスも珍しく、サービスに対するユーザーの熱い思いにお応えしなければと思っています。
【dアニメストア注目作】『鬼灯の冷徹』 |
(C)江口夏実・講談社/鬼灯の冷徹製作委員会 |
【dアニメストア注目作】『ケロロ軍曹』 |
(C)吉崎観音/角川書店・サンライズ・テレビ東京・NAS |
――11月からiPhoneの視聴に対応しましたが、視聴できるコンテンツがAndroid版と一部異なるという理由は? また、iPhone版はストリーミング再生専用ですがキャッシュ再生への対応予定は?
田中 iPhoneのダウンロード機能は近日中に対応予定です。コンテンツの違いはテクニカルな問題を含むものでしたが、現在はほぼAndroid版と同等となっております。
ジャンル検索 |
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声優でも検索可能 |
全作品リスト |
――4月1日からのドコモユーザー以外でも利用できるキャリアフリー化で、他キャリアのユーザーが増えると思いますが、『dアニメストア』はユーザーの増加にどのような期待をしていますか?
田中 日常には本当にアニメがあふれています。我々はユーザーのライフスタイルの中で、アニメの視聴機会を増やしたいと第一に思っています。他キャリアからユーザーを獲得するということではなく、豊富なアニメ動画を、キャリアやデバイスを問わずにどなたにでも楽しんで頂ける環境を提供していきたいと考えています。
【dアニメストア注目作】『ラブライブ!』 |
(C)2013 プロジェクトラブライブ! |
【dアニメストア注目作】『化物語』 |
(C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト |
――地方のユーザーのための最新作配信は重要ですが、たとえばマイナーな旧作リクエストなどの取り扱いはどうでしょうか。
田中 実際に、公式ツイッター(外部サイト)公式サイト内でリクエストを受けた作品を配信することはすでに行っています。たとえば『装甲騎兵ボトムズ』はリクエストを頂くことで配信が実現した作品です。また、一部に熱狂的なファンが存在する『宇宙戦士 バルディオス』なども配信しており、これは配信ならではの取り組みです。
【dアニメストア注目作】『装甲騎兵ボトムズ』 |
(C)サンライズ |
――現在100万人というユーザー数に関してはどうお考えでしょうか。
田中 我々の想定よりも勢いよくユーザー数が増えていったという印象ですね。アニメ専用というニーズは元々あったと思うのですが、想像以上という実感です。ユーザーの視聴回数を確認すると、「早くコンテンツを追加しないと全部観終わっちゃうんじゃないの?」という勢いで視聴されている方もいらっしゃり、顕著な伸びを感じます。
――『dアニメストア』ユーザーの主流の視聴スタイルは、やはりスマホでしょうか。また、利用シーンによってですがダウンロードしての視聴とストリーミング視聴、どちらが多いのでしょうか。
田中 やはり現在はスマホ中心で、思った以上にストリーミング視聴されているユーザーが多いです。ストリーミングとダウンロードの利用状況は約半々ですが、みなさんWi-Fiを上手に活用されていますね。利用シーンで多いのは朝の通勤通学時間とお昼休み、そして夜です。夜は入浴時にスマホやタブレットで視聴するという、ドコモならではのユニークな方もいらっしゃいます。
――今後の配信予定作品の情報などは?
田中 4月は新番組の開始時期なので、当然これに合わせて配信を予定しています。また、イベントでも情報配信を行なっていきたいと考えており、3月22日、23日開催の『AnimeJapan 2014』へブースを出展いたします。
Anime Japan 2014 |
↑3月22日(土)、23日(日)の2日間。東京ビッグサイト東展示棟 東1〜6ホールで開催。入場料は各日おとな1500円、こども800円(3歳以下は入場無料)。 |
――AnimeJapan 2014での出展内容はどのようなものでしょうか。
田中 4月1日からキャリアフリーがスタートしますので、これの告知がひとつ。また今はまだ内容を言えませんが、非常に人気が高い作品の配信開始をこの場で発表できればと考えていますので、是非楽しみにしておいて下さい。
またブース内では、大きなガチャガチャを設置して、30種類ある『dアニメストア』独自のアニメ缶バッチを景品としてお配りするイベントも企画しています。このガチャガチャは先ほどお話しした『dアニメストア』の公式ツイッターをフォローして頂くと1回参加することができます。また、缶バッジ全種類がコンプリート版になった大当たりもありますので、是非ご来場下さい。
現在は公式ツイッター経由でユーザーとコミュニケーションをさせて頂いていますが、今後はAnimeJapanのようなイベントの場で直接ユーザーとふれ合える機会を増やしていきたいと考えています。今後の『dアニメストア』にご期待ください。
3月22日、23日のAnimeJapan 2014開催に合わせて、何か大きな発表がありそうな気配がプンプンする『dアニメストア』。現在、国内唯一のアニメ専用動画配信サイトとして独自の地位を築き上げていますが、4月1日のキャリアフリー化で、誰でも豊富なコンテンツが観賞できるようになります。公式ツイッターをフォローしておくと、スゴい発表に立ち会えるかもしれませんよ?
●関連サイト
・dアニメストア
・dアニメストア公式ツイッターアカウント
・AnimeJapan 2014特集サイト(スマホサイト)
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