OM-D E-M10 14-42mm EZ レンズキット
●オリンパス(関連サイト)
●実売価格 9万4800円前後
上位機種と並ぶ高級感と高画質撮影が秀逸
銀塩時代の名機のデザインを継承したマイクロフォーサーズ機『OM-D』シリーズにエントリーモデル。外観はひとつ上のモデル『EM5』と類似しているが、わずかにグリップの厚みが増し、たったこれだけの違いで格段に構えやすくなっている。さらに安定したホールド感を求めるなら、別売の専用グリップ(6300円前後)がオススメ。
着脱しやすい専用グリップ
↑底面のレバーによりワンタッチで着脱可能。バッテリーやメディアの交換がしやすい。
シリーズ3機種で画質を比較したところ、解像感や高感度のノイズ処理にほぼ違いがない。機能面では防滴防じんが省かれ手ブレ補正は5軸から3軸と控えめになり、雨天などの悪条件では上位機が欲しいところ。しかし、手ブレ補正効果を試してみたところ、キットズーム望遠側最短の近接撮影でもシャッタースピード15分の1秒程度ならブレずに撮影でき、十分満足のいく効果が得られた。
外観は上位機種と類似クリック感は優秀
↑3インチ104万ドット可動式タッチパネル。クリック感は上位の『E-M5』より良かった。
ライバルの小型マイクロフォーサーズ『GM1』と画質を比較
↑画素数は約1600万前後と同等で、細部の解像感はほぼ互角。絵造りの傾向はじゃっかん違い、『E-M10』はコントラストが強めでメリハリのある画質。『GM1』は階調重視の柔らかい描写だった。
位置付けはエントリー機だが上位機に迫る画質や機能をそなえ、ミラーレス機デビューの初心者から、一眼レフユーザーのサブ機としても満足のいくカメラだ。
●おもなSPEC
撮像素子 マイクロフォーサーズ(有効画素数1605万画素)
液晶ディスプレー 3インチ(約104万ドット、静電容量方式タッチパネル)
記録方式 静止画:JPEG、RAW(4608×3456ドット)、動画:MOV、AVI(1920×1080ドット、30p)
電子ビューファインダー 約144万ドット、ファインダー倍率約1.01.1.15倍
記録メディア SDXCメモリーカード(UHS-I対応、Eye-Fiカード対応)
通信機能 IEEE802.11b/g/n
サイズ/重量 119.1(W)×45.9(D)×82.3(H)mm/約396g
付属レンズ M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6ⅡR
焦点距離 28-84mm
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