MWCにはモバイルに関連した様々なサービス、ソリューション関連の出展もあります。日本の企業も多数、ブースを出しています。日本テレビはネットにつながったテレビをFacebookと連動させ、“いいね!”ボタンを押して友達と情報共有したり、番組アンケートなどに回答できる“JoinTV”を世界へアピール。さらに2014年内、日本でサービス開始予定のiBeaconを採用した新提案“O2O2Oプラットフォーム”も公開しました。
iBeaconはアップルがiOS7から搭載した新機能で、ユーザーの位置情報からクーポンをプッシュすることなどが可能です。JoinTVで番組に参加、クーポンを入手、店舗で活用という“オンエアー→オンライン→オフライン”という流れを生み出すとしています。
スマートフォン側はウェブアプリを利用。たとえば、プロ野球放送で次の打者がヒットを放てるかどうかを当てるゲーム(アンケート)を実施する。
TV番組を見ていれば、結果がすぐにわかります。
当たればクーポンが発行される。
コンビニ(ファミリーマートなど)近くを通ると……。
対象クーポンを持っていることをプッシュで知らせてくれます。
クーポンを利用して商品を購入したところです。
JoinTVのシステムは参加者のログを取っており、どういった層がクーポンを入手したか、それが実際に活用されたか、どこで活用されたかなど、TV番組からビッグデータに広がる。
JoinTVの提案者である日本テレビ安藤聖泰プロデューサー(週アスコラボ番組iConでお世話になりました)。「iBeaconを活用することで、クーポンを持っていることを忘れません。いろんなジャンルの番組に応用が効き、新たなスポンサーの機会を生み出すでしょう」。
システムの解説図。TV局のネット活用は世界共通のテーマのようで、各国のTV関係者が足を止め、安藤氏の説明に聞き入っていた。
日本ではかなり早いiBeacon導入事例になるのではないでしょうか。クーポンがかさばらないのもいいですね。期待しています。
関連サイト
●JoinTV(公式サイト)
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