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世界最薄5.5ミリ厚のスマホGioneeは500円玉3枚より薄い!:MWC2014

2014年02月26日 15時30分更新

 スマートフォンの本体の厚みの薄型化に各社が取り組んでいる中、Gioneeから、厚さわずか5.5ミリの世界最薄スマートフォン『Elife S5.5』が発表されました。Gioneeは中国の大手スマートフォンメーカー。MWC2014の同社ブースではいち早くその実機が展示されていました。

世界最薄5.5ミリ厚のGioneeスマホ
↑コイン3枚ぶんより薄いスマートフォン!

 例えば500円硬貨の厚みが2ミリですから、5.5ミリというのは、それを3枚重ねた厚さよりも薄いわけです。MWC2014会場では500円硬貨が無かったため、厚み2.3ミリの1ユーロコインを3枚重ねて厚さを比べてみましたが確かにそれよりも薄いですね。

世界最薄5.5ミリ厚のGioneeスマホ
↑持つと改めて5.5ミリの薄さに驚かされます!

 Elife S5.5の本体サイズは、70.2(W)×5.55(D)×145.1(H)mmで、重さ130g。この“5.5ミリ”という驚異的な薄さにより、これまで最薄だった中国『Vivo X3』(5.75ミリ)を抜いて世界最薄記録を更新しました。持ってみるとその薄さを手のひらで十分感じ取ることができます。この薄さの中に2300mAhのバッテリーが内蔵されているとのこと。 

世界最薄5.5ミリ厚のGioneeスマホ
↑オクタコアCPUに5インチフルHDディスプレイを搭載。

 基本スペックはCPUがオクタコア1.7GHz(MT6592)。5インチフルHDの有機ELディスプレーに、メイン1300万/サブ500万画素カメラを搭載しています。OSはAndroid 4.2で、自社開発の独自UI、Amigo 2.0を使用しています。

世界最薄5.5ミリ厚のGioneeスマホ
↑もはや限界の3.5ミリヘッドフォンジャック。

 本体上部にはヘッドフォンジャックを備えますが、3.5ミリの径に対して本体の厚みは上下に1ミリずつしかありません。Elife S5.5は背面側の角のエッジを取り薄さを感じさせるデザインとしていますが、ヘッドフォンジャックはその角を取った部分にも穴が広がっています。

世界最薄5.5ミリ厚のGioneeスマホ
↑カメラ部分はわずかに厚みがある。

 この薄さにもかかわらず1300万画素のカメラを内蔵していますが、さすがにカメラモジュールすべてを収めることはできなかったようで、カメラ部分はわずかに厚みがあります。とはいえ、このカメラ部分もうまくデザインされており、単調になりがちな背面側のデザインのワンポイントにもなっています。

世界最薄5.5ミリ厚のGioneeスマホ
↑アルミから削り出した本体フレーム。

 本体のフレームはアルミを削り出すことで成形、これにより高い剛性を持っており、薄いからといってたわんだり、ゆがんだりすることはありません。

世界最薄5.5ミリ厚のGioneeスマホ
↑カラバリは5色展開。

 本体カラーはホワイト、ブラックのオーソドックスな2色に加え、ピンク、グリーン、パープルの合計5色展開。カラフルな3色はパステル系の色で、女性もターゲットにしているとのこと。

世界最薄5.5ミリ厚のGioneeスマホ
↑ソフトキーはほとんど見えないけど実用性は問題なし。

 ディスプレーの下部には戻る、ホーム、メニューのソフトキーを備えていますが、このキーの表示はほとんど見えません。バックライトの有無は確認できなかったのですが、今や誰もがAndroidスマートフォンを使う時代ですし、それぞれのキー表示がほとんど見えなくても指先で大体の位置をタッチすればよい、という考えでこのような設計になっているのかもしれません。

世界最薄5.5ミリ厚のGioneeスマホ
↑中国のスマホメーカー、Gioneeのブース。
世界最薄5.5ミリ厚のGioneeスマホ
↑中国および海外で発売予定、LTE版も投入される予定。

 Elife S5.5はまず中国市場に投入される予定で、その後アジアやヨーロッパでも販売が始まるとのこと。中国での販売はMWC2014から約1か月後の3月18日から、価格は2299元(約3万8000円)。通信方式はW-CDMAとなりますが、6月にはLTE版も登場予定とのことです。LTE対応でこの薄さ、日本でも十分受け入れられるかもしれません。日本発売もぜひ検討してもらいたいものです。

■関連サイト
Elife S5.5 - Gionee Mobile Global - 金立

MWC2014まとめ

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