マイクロソフトは2月23日(現地時間)、MWC2014の事前カンファレンスで、Windows Phone開発環境の進化について触れ、今春に予定している次期8.1アップデートについて発表した。
まず、Windows Phoneは、クアルコムのSnapdragon 200、400シリーズのチップセットを含む、すべての主要なスマートフォンに対応。さらにLTE(TDD / FDD)、HSPA +、EVDOおよびTD-SCMAをサポートし、ソフトキー、デュアルSIMにも対応するなど、フレキシブルなハードウェア開発が可能となったことを明らかにした。
新しいWindows PhoneハードウェアパートナーもこれまでのHTC、Huawei、ノキア、Samsungに加え、Lenovo、LG、ZTE、Foxconn、Gionee、JSR、Karbonn、Lava (Xolo)が参加することとなり、どのOEMメーカーでもAndroid端末と同じ製造ラインで、簡単に端末がつくれるよう、端末を共通化して低コスト化を目指すとしている。また、開発に必要なツールにすぐアクセスできる『Windows Hardware Partner Portal』サイトをオープン。
また、今後数週間のうちにFacebook Messengerが利用可能になるほか、今春には、VPN、Enterprise WiFi、MDM、S/MIME証明書管理、エンタープライズ向けのWiFiなどの機能が開放される予定だ。
同じように今春アップデートが行なわれるWindows 8.1でも、マウスとキーボードを使い続けているユーザーが快適になるような改善を行なっていると発表。今後は、Windows Phoneだけでなく、Windows PCでも、低コストのハードウェア開発が焦点になる見込み。
詳しい記事は追って公開する。
【2014年2月24日13時50分】一部訳に誤りがありましたので修正致しました。
■関連サイト
MWC2014
Windows Phone Dev Center
Windows Phone Blog「Scaling Windows Phone, evolving Windows 8」(英文)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります