アップル製機器の“Air Play”機能は、iPhone内の楽曲や映像データを無線LANなどを通して転送できる。しかしAir Playに対応する機器が、同じネットワークに接続されてないと利用できないという弱点もある。つまり、ブルートゥースのような機器と機器との直接通信ではないので、出先で急きょiPadでプレゼンしたいとき、その画面をほかのディスプレーなどに表示することは難しい……。
と、思っていたところ、これを解消できそうなおもしろい商品を見つけた。
1対1の無線通信によるディスプレー伝送技術“Miracast”に対応したHDMI接続ワイヤレスディスプレーアダプター『GEANEE HD-01』だ。Miracastは、Android4.2以降に対応している規格。なので、USBメモリーのような本体を表示したい大画面ディスプレーのHDMIに挿し、USB給電をするだけで、Androidスマホをディスプレーにミラーリングできるようになる。
「それだとiPhoneでは使えない」と思った人もいるだろうが、このHD-01はDLNAにも対応している。そもそもアップル製品はDLNA非対応だが、アプリで補完できるため、同一ネットワーク内であればiPhoneの画面をディスプレー表示したり、iPadにも表示できるようになる。
小型なので持ち運びも楽だし、スマホ画面からプレゼンしたいときにかなり便利なので、ぜひお試しあれ。
■今週のガジェット■
『GEANEE Miracast/DLNA対応
HDMI接続ワイヤレスディスプレイアダプター HD-01』
テレビのHDMI端子に直接挿しこみ、スマホやタブレットの画面をテレビの大画面で再生できるアダプター。
↑重量約19グラムのUSBメモリーサイズ。持ち運びしやすく、プレゼンに最適。
発売 geanee(関連サイト)
直販価格 5980円
■今週の近況■
日本の若手起業家が新たなファンドを設立
先日、Googleにロボットベンチャーを売却した若手起業家の加藤崇氏が、こんどは科学技術などに投資するファンドを新たに設立した。このようなファンドは大歓迎だ。投資ファンドというと、どうしても短期的な収益を追いたがるのと、テクノロジーへの知識不足で、なかなか資金が集まりにくいようだ。私がかつてやりたかった(というか、すでにやっていた)ことなのだが。まあ、Googleは巨大なベンチャーキャピタルとも言えるし、世界的にも加速してほしい。
※この連載は週刊アスキー2014年2/18-25合併号(2月4日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
5,750円
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