AndroidスマホはiPhoneと違ってカスタマイズ性が高いのが特徴です。よく「iPhoneより使いにく」という声を耳にしますが、カスタマイズによってユーザーが使いやすい機能を自由に選択でき、より自分らしいスマホの使い方ができるようになるのがAndroidの楽しみです。
ソフトキーボード(日本語入力機能)の変更もそのひとつ。Androidスマホの初期設定では、各端末メーカー製のキーボードが標準になっていることが大半です。ですが、Googleプレイには、デザインや使い勝手に特徴をもったキーボードアプリが配信されていて、端末にインストールすることで自由に変更できるようになっています。
ネット用語に強くSNSに最適な「Google 日本語入力」
無料ながら変換精度が優秀なGoogle製の日本語入力アプリです。とくにネットに関する用語に強いのが特徴で、ネットスラングや芸能人の名前、顔文字などが変換しやすく、SNSを多用する人におすすめのアプリです。機能をたくさん搭載しているわけではありませんが、シンプルな作りで、標準のキーボードから変更しても違和感なく使えます。
ネット用語の変換や顔文字が豊富に使えるのがポイント。ネットやSNSを利用する若者や女性にはうれしい機能といえます |
高い変換精度と多機能が幅広いニーズに対応する「ATOK」
長文の一括変換でも誤変換が少ない非常に高い変換精度を持ったアプリです。数種類の入力方法やキーボードのサイズ変更といった機能も豊富で、ビジネスにも使える優秀なアプリです。製品版は1500円ですが、無料で15日間使える試用版も用意されているので購入前に試してみることをおすすめします。
ATOKの特徴のひとつのジェスチャー入力。フリック入力のように指をスライドさせて母音を打ち分けますが、小文字や濁点、半濁点の入力が一発で入力できる優れものです |
キーボードの裏の文字が読める「透過ソフトキーボード」
2013年に登場したまだ新しいアプリで、キーボードが半透明というおもしろい特徴を持っています。スマホの小さい画面でキーボードを展開すると入力範囲が狭くなってしまいますが、キーボード裏の文字も読めるので長文入力する際に力を発揮してくれます。ただ、変換精度はイマイチなので、今後のアップデートに期待です。製品版は525円ですが、無料で3週間使える試用版もあります。
キーボードの裏に文字が隠れても確認できます。キーボードの濃さは音量ボタンで変更が可能なので、背景色に応じて見やすい濃度にすばやく変更できるのは考えられたポイントです |
キーボード(文字入力)を変更する
キーボードアプリをインストールしただけでは利用できません。設定メニューから標準で使うキーボードに設定する必要があります。なお、設定手順や項目名は機種ごとに異なります。
[設定]→[言語と文字入力]をタップします。「キーボードと入力方法」の欄で、利用したいキーボードにチェックを入れたあと、上部の[標準]をタップします。つねに使うキーボード(ここでは「ATOK お試し版」)を選択して、[入力方法を設定]をタップすれば設定は完了です(※Galaxy S3の場合) |
ここで紹介したアプリ以外にも、キーボードアプリは多数あります。キーボードの変更方法を覚えておけば、簡単に元に戻すことができるので、自分に合うアプリが見つかるまでいろいろと試してみてください。
Google 日本語入力
Google Play価格:無料
対応OS:2.1 以上
Google Inc.
(価格と対応OSは記事作成時のものです)
ATOK お試し版
Google Play価格:無料(15日間)
対応OS:1.6 以上
JustSystems Corporation
(価格と対応OSは記事作成時のものです)
透過ソフトキーボード(試用版)
Google Play価格:無料(3週間)
対応OS:4.0.3 以上
NECシステムテクノロジー(株)
(価格と対応OSは記事作成時のものです)
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