視認性が下がったMavericksのラベル
Mountain Lion(OS X 10.8)以前のラベルは、ファイル/フォルダー名に背景色を付ける仕様でした。ところが、Mavericksではファイル/フォルダー名の先頭に色付きの丸が付くだけの方式に。このため、パッと見たときのわかりやすさが以前より下がったと感じる人も少なくないのではないでしょうか。
●Mountain Lionのラベル |
こちらがMountain Lionのラベル。アイテム名のほか、リスト/カラム/Cover Flow表示では横1列がカラーで表示されるため、ひと目で判別できます。
●Mavericksのラベル |
一方Mavericksでは、カラーで表現される面積が非常に小さくなったため、明らかに視認性が下がっています。特にアイコンサイズを小さくしている時や、リスト/カラム/Cover Flow表示では判別しにくいですね。これはMavericksで「退化した」点と言っていいでしょう。
1アイテムに複数のラベルを設定可能
逆に、Mavericksのラベル機能には「進化した」部分もあります。それは、1アイテムに複数のラベルを設定できるという点です。ファイル/フォルダーを右クリックしてコンテクストメニューを開き、そこでラベルを指定する方法は従来と同じです。
ただし、従来は1色しか設定できなかったのが、Mavericksでは過去に指定した色を保持したまま別の色も設定できるようになっているんです。
ラベルはいくつでも設定できますが、Finder上で表示されるのは3色まで。上図のように丸が少し重なった形で表示されます。なお、新しく設定したラベルほど手前(左)に表示されます。
設定したすべてのラベルは、アイテムを選んでコンテクストメニューから「情報を見る」を表示すれば確認できます。なお、この情報ウィンドウのラベル欄をクリックすると編集画面になり、ラベルを追加/削除することが可能です。
なおこの仕様変更は、Mavericksの新機能「タグ」の採用によるものです。「タグ」は、ファイル/フォルダーの各種属性を指定して検索効率を上げる機能。1アイテムに複数の属性を指定することで、項目の絞り込みを半自動化するものです。ファイル/フォルダーに色を付けるラベルも、このタグの1種類として扱われるようになり、複数の設定が可能になったようです。
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