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UP2414Q:13万円で買えちゃう4K対応23.8インチ液晶|デジギア一点突破

2014年01月09日 14時00分更新

UP2414Q
デル(関連サイト)
直販価格 12万9980円

UP2414Q

色表現力はプロ向け 本気の写真編集に最適

 4K(3840×2160ドット)で30万円台が当たり前の中、アマゾンのキャンペーン価格で10万円切り、その後直販サイトでも約13万円という攻撃的な価格で話題を呼んだ23.8インチ液晶ディスプレー。激安なのにIPSパネルを採用し、視野角や発色面に不安がないのも人気の一因だ。

 本製品の注目ポイントはプロ向け液晶グレードの発色だ。表示可能な色域はAdobeRGBの99%と広く、微妙なグラデーションも正確に描き分ける。RAW現像でしっかり色を見たい人には特にオススメ。ドット数がフルHDの4倍と多いため、写真編集の作業効率もアップ。4K動画編集も等倍表示で確認できるのは強力だ。

作業効率アップ間違いナシ
UP2414Q
↑UP2414Qの情報量は『Lightroom』のサムネイル表示でも圧倒的。

 三菱電機の23インチフルHD液晶ディスプレー『RDT233WX-3D』を使って比較してみた。最大表示にするとフルHDの6倍以上の情報量が表示できる。

UP2414Q
↑三菱電機の23インチフルHD液晶『RDT233WX-3D』を使って、同じ設定で表示。

 動画観賞も十分いけるが、液晶の応答速度が8msとやや遅く、4Kを出力するグラフィック性能も必要なため、ゲームをするにはコスパはよくない。

PCや接続を選ぶが4Kの情報量は魅力的

 4K解像度で普通の液晶ディスプレーと同じチラつきの少ない出力(リフレッシュレート60Hz)を得るには、2013年以降発売のミドルクラスGPU搭載PCとディスプレーポートで接続するのが確実。第4世代コアiのCPU内蔵GPUでもディスプレーポートから出力できたが、『ThinkPad S440』や『MacBook Air』などの最新ノートPCでも30Hz固定になった。本製品はHDMI入力も備えるが30Hzが上限。アップスケーリングは可能だが、高解像度化処理の機能や4Kへのアップコンバート能力をもたないので、HDMIはサブPCやBDプレーヤーの接続用として考えたい。

UP2414Q(4K)
UP2414Q
フルHD
UP2414Q
↑フルHDは93dpi、UP2414Qは185dpiと差は圧倒的。輪郭が美しく読みやすい文字表示だ。

 23.8インチで4Kのドット等倍表示だと文字が小さすぎるため、DPIスケーリングの変更は必須。もちろん変更後は、細かい文字も細部までしっかり読める。導入にあたり、ハードウェアの準備や画面設定などの使いこなしテクは必要だが、フルHD液晶からの乗り換えや設置がしやすい点は◎。クリエイターはもちろん、文字主体の作業をする人にもオススメだ。

2画面横並び表示機能も搭載

UP2414Q
↑接続した2台のPC画面を左右に並べて表示する“PictureBy Picture”機能を装備。
UP2414Q
↑フルHD2画面が同時に見られるが、配置やサイズは上写真のように固定される。

SPEC
液晶ディスプレー 23.8インチIPS(3840×2160ドット、185dpi、ノングレア)
輝度 350cd/㎡
色域 Adobe RGB 99%、sRGB 100%
視野角 178度(上下/左右)
応答速度 8ms(中間色)
インターフェース DisplayPort、Mini DisplayPort、HDMI、USB 3.0×4、カードリーダー
サイズ/重量 569(W)×192(D)×501.7(H)mm/7.1kg

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