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SIMロックフリーiPhone5sを今から買う理由|Mac

2014年01月01日 18時00分更新

 遅れに遅れ、日本でもSIMロックフリーiPhoneが発売されました。すでに買ってしまった人からは「なんで今ごろっ!」という怨嗟の金切り声も聞こえてきたわけですが、よく考えてみると利用額に違いがあります。キャリア版iPhoneを2年も使えば、月々割引額によって、本体価格は実質0円だったりしますからね。SIMロックフリー版は本体価格がちょっと高めなこともあり、「あぁ、よかったよかった」とは思うのですが、普通にキャリア契約してはSIMロックフリー版の意味がありません。

SIMロックフリーiPhoneを今から買う理由

 SIMロックフリー版のメリットは大きく2つ。ひとつは海外に行った際、国際ローミングを利用せず、現地SIMを購入して使えること。比較して安価に利用できます。もうひとつは国内でMVNOのSIMを利用することにより、データ通信など用途を限定すればこれまた安価な月額使用料で使えます。

 実際にどういう運用になるのか、簡単な一例を挙げてみましょう。まず、iPhone5s 64GBの本体を一括購入した価格と初回の事務手数料だけを計算します。SIMロックフリー版は、いざとなったら通話も可能な日本通信のスマホ電話SIMフリーDataの3GB高速データオプションプランにしました。いずれも税込み価格です。

  ドコモ au/ソフトバンク SIMロックフリー版
端末価格 9万720円 8万8200円 9万1800円
初回事務手数料 3150円 3150円 3150円
初期費用合計 9万3870円 9万1350円 9万4950円

 ここまでは本体価格の違いで差が出ていますが、あまり大きくはありませんね。次に月々の支払額を見てみます。

  ドコモ au/ソフトバンク SIMロックフリー版
基本使用料※1 783円 983円 1641円
パケット通信料 5775円 5775円 1638円※2
月々割引額 -2940円 -2825円 0円
月々の支払額 3618円 3933円 3279円

※1:ユニバーサル利用を含む ※2:ここでは3GB高速データオプション料金を記載。データ利用量は3GB/月で、使いきると200kbpsに規制。

 日本通信で今回のプランの場合、通話料が21円/30秒です。データオプションは3GB/月なので、キャリア版の7GBと比較すると半分以下のため、自分の使用量がどれくらいか知っておく必要はあります。さて、これを12ヵ月使った場合と、25ヵ月使った場合で合計額を見ていきます。

  ドコモ au/ソフトバンク SIMロックフリー版
解約違約金 9975円
(24ヵ月以内)
9975円
(24ヵ月以内)
8400円
(5ヵ月以内)
12ヵ月で解約した
総支払額
※1
14万7261円 14万8521円 13万4298円
25ヵ月で解約した
総支払額
※2
18万4320円 18万9675円 17万6925円

※1:初期費用+12ヵ月の利用料+解約違約金 ※2:初期費用+25ヵ月の利用料

 こう見てみると1万円強ほどの違いが出て、SIMロックフリー版は高いという印象はなくなります。もちろん、日本通信の通話プランでは無料通話ができなかったり、月々のデータ通信料が少なめだったりするので、一概に横並び比較はできないため、最小限の利用料金です。たとえば、月に3GBじゃ足りない場合にデータオプションを追加してしまうと、また運用料金は大きく変わります。
 

 来年出るであろうiPhone6や、Andoridの最新機種など、年ごとに機種を変更する人は解約違約金を考えずに済むので、一括で端末を買う人にとっては魅力的ではないでしょうか? あと、通話やデータ通信の量が少ない人ですね。もちろん、海外でスマホを使いたい人にはぴったりです。

 といった、自分に合ったプランを選べるのがMVNOのSIMを買って使う面白さなのですが、他にどんなサービスがあるのか気になりますよね? そこで各社のSIMをいろいろと比較してみました。また、初めてMVNOのSIMカードを使う人に、簡単なAPN設定の方法もあります。

SIMロックフリーiPhoneを今から買う理由

 と、クリックしても同サイズの表示なわけですが、こちら現在好評発売中のMacPeople2月号(12月27日発売)に掲載しております。SIMロックフリー版のiPhoneはどう違うのか? どう使うと便利なのか? といった文字量が多めの特集です。海外に持って行くときに利用したいアプリなど、背中をグイグイ押して行く内容なので、すでにiPhone5sや5cを買った方もぜひご覧ください。

SIMロックフリーiPhoneを今から買う理由
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