省電力化が至上命題のMavericks
タイマーコアレッシングやApp Nap、Safariパワーセーバーなどの機能に代表されるように、Mavericksは省電力化にとことんこだわったOSに仕上がっています。ノートマシンが主流のいま、これはありがたいことですね。
しかも、他社製のアプリにも無駄なエネルギーは使わせないとばかりに、「バッテリー」メニューを表示すると「エネルギー消費が著しいアプリケーション」という項目に具体的なアプリ名が表示されるようになっています。結果としてそのアプリの開発者には、「なんとかせい」というプレッシャーがかかることになりますよね。アップルらしい徹底ぶりです。
さて、日本語入力プログラムの「ATOK」を使っているMacBook AirやMacBook Proのユーザーは、一度このメニューを見てみましょう。上図のように「ATOK Sync」という項目が表示される人はいませんか?
実際に「アクティビティモニタ」で確認すると、同アプリのCPU消費が上位に来ていることがわかります。
そんな時は、ATOKをアップデートしましょう。エネルギー消費量を改善するための「ATOK 2013」用アップデーターが配布されており、これをインストールするとこの問題が解消されるのです。
アップデーターをインストールしてMacを再起動すると、「エネルギー消費が〜」の欄から「ATOK Sync」の名前が消えました。
ちなみにこのMacではずっと「Spotlight」のエネルギー消費も激しいのですが、これは新しい外付けハードディスクを接続したからです。どうやら検索用のインデックス作成にエネルギーを消費するようで、その作業が終わると表示されなくなります。
「アクティビティモニタ」でも、ATOK Syncのエネルギー消費量が下がったことが確認できました。
これはATOKに限った話ではありません。出先でノートマシンを使う場合は、ときおり「バッテリー」メニューを確認するといいでしょう。エネルギー消費量が高いアプリがあれば、それを終了することでバッテリーの持続時間を多少なりとも延ばせるはずです。
さて、好評発売中のMacPeople 12月号では、リリースされたばかりのOS X Mavericksを150ページ超もの特大ボリュームで紹介しています。そのほか、iPad Air、iPad mini Retina、MacBook Pro Retinaなどの最新機種の情報も充実。MacPeople編集部が全身全霊をかけて制作した渾身の1冊です。これさえ買えば、Mavericksを快適に乗りこなせますよ。
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そして、11月29日発売のMac People 1月号では、iPad mini RetnaやiPad Air、Haswell搭載のMacBook Pro Retinaなど、Appleの魅力的な新製品について、あますところなく解説しています。Mac Proの技術面をディープに解説した第2特集、Mavericksの細かすぎるテクニックや新デザインなどがわかる第3特集、Nike FuelBand SEをはじめとするiPhoneで使えるライフログガジェットやApple M7対応アプリを集めた第4特集など、とにかく盛りだくさんです。
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