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『マジカル置くだけ!スピーカー』をチョット便利に改造:週間リスキー出張版

2013年11月22日 19時30分更新

スマホを置けば音楽が大きく流れ出す!
スマホの音楽が256倍楽しくなる『マジカル置くだけ! スピーカー』

 11月25日に発売される、スマホを置くだけで音がびっくりするくらい大きくなる『マジカル置くだけ!スピーカー』。もう動画(関連記事)をご覧になりましたか? 出演者インタビュー(関連記事)もありますので、ぜひともご鑑賞ください。
 普通に使うだけでも便利だったりするんですけど(とくに目覚まし音の音量アップはすさまじい威力)、少し改造するだけで、もうチョット便利になるって知ってました?……もちろん自己責任での改造となりますので万人向けではないのですが、わりと簡単なものなので、週末の工作として気が向いたらやってみるのも悪くないですよ!

 そんなわけで、まだ発売前ではありますが、ちょこっと改造してしました。
 

※※!!注意!!※※
本体を分解したり内部を改造する行為は、製品の保証適用範囲外です。改造により本体や接続機器が壊れることもあります。実際に改造を行なう場合は、あくまで自己責任でお願いいたします。筆者や弊社、当編集部は一切責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
※※!!注意!!※※

●改造その1:USB電源化で電池いらずに!
 単三電池3本で動かせるのは、場所を選ばずどこでも使えるという意味では最強ですが、電池ごみが増えてしまうのが悲しいところ。どうせ普段は家の中でしか使わないし……というのであれば、思い切ってUSB電源化してみるのも手です。モバイルバッテリーを使えば屋外でも使えるしね!

手順1
 まずは必要なものをチェック。本体を分解するのに必要なドライバー、ケーブルを付けるための半田ごてなどの工具もありますが、基本は余っているUSBケーブルが1本あればなんとかなります。

用意するもの:
・いらないUSBケーブル1本
・結束バンド1本
・半田ごて
・プラスドライバー
・ドリルなど

USBケーブルを用意する
リスキーまじかる

↑今回は100円ショップで購入した延長ケーブルを使用。手持ちのあまりものでオッケーです。


手順2
 本体を分解します。分解といってもゴム足をはがし、その下にあるネジを外すだけという手軽なもの。電源スイッチが接着してある関係でちょっとはがしにくいですが、引っ張れば取れるので大丈夫。とはいえ、無理に引っ張ると中のケーブルを引きちぎる危険がありますので慎重に。

ゴム足の下のネジをはずします
リスキーまじかる

↑ネジは4ヵ所。すべてはずします。もちろん、電池は抜いてから作業してください。

 

上下カバーと基板の3枚おろしに
リスキーまじかる

↑電源スイッチは固いですが、こんな風に3枚おろしにできるはずです。


手順3
 USBケーブルの方の加工も進めましょう。といっても、10センチくらい被覆を剥いで中のケーブルを露出させ、赤と黒以外のケーブルを切断するだけです。なお、ケーブルの中にアルミやらのシールド部分がありますが、それも気にせず切っちゃって大丈夫です。

必要なのは「赤と黒」のみ
リスキーまじかる

↑ケーブルの被覆をはぐとこんな感じに。必要なのは赤と黒の2本だけで、あとはいりません。


手順4
 ケースに穴を開けてケーブルを通します。穴はドリルで開けるのがキレイにできるのでオススメですが、工具がないというのであれば、半田ごてを温めて開けてもいいです。ポイントとしては、穴は本体下部のセンサーがない側に開けることと、サイズはケーブルが通るギリギリにしておくことでしょうか。

穴をあけてケーブルを通します
リスキーまじかる

↑ケース下部の手前側、電池ボックスが近いほうに穴を開けて、ケーブルを通します。


手順5
 電池ボックスの遠い側がプラスとなるので赤いケーブル、近い側がマイナスとなるので黒いケーブルを半田付けします。こうしておくと、電池駆動機能も残しておけるのでオススメ。ただ、電池を入れたままUSB電源に接続するのは厳禁です。最悪、電池が液漏れしたり、接続したPCやモバイルバッテリーが壊れたりする危険がありますので。

電池ボックスへと半田付け
リスキーまじかる

↑電池ボックスに繋がっているケーブルをはずさないようにして、半田付け。

手順6
 最後に、結束バンドでケーブルの根本をしばり、分解したのと逆の手順で組み立てれば完成です。結束バンドはケーブルの抜け防止のためなので、なくても動作には支障ありません。また、ケーブルの長さと太さに余裕があるなら、結束バンドでしばるのではなく、結び目を作るのも効果的です。

抜け対策をして組み立てる
リスキーまじかる

↑結束バンドを使って、ケーブルの抜けを防止。無理に引っ張ると抜けちゃいますけどね。
 


 

●改造その2:スタンド一体型にする
 『マジカル置くだけ!スピーカー』は、平らな場所で使うのが前提の機器ですが、それをちょっとしたスタンドに改造しようというのがコレ。離れた位置から動画を鑑賞しやすくなりますし、上に向けているときより、音が遠くまで届きやすいというのがメリットです。……実は、改造というほど大層なものではないので、気軽にチャレンジしてもらいたいですね。

手順1
 必要なものは、この改造のキモとなるスタンド部分。100円ショップで売られている小型イーゼルや写真立て、ディッシュスタンドなんかがオススメですが、このスタンドから自作するのもアリです。つまり、『マジカル置くだけ!スピーカー』を斜めに固定できればなんでもいいのです。

用意するもの:
・100円ショップなどで手に入る、小型のイーゼルや写真立て
・スマホを保持する小物
・強力な両面テープ(もしくは接着剤)
・ハサミなど

キモとなるスタンドを調達
リスキーまじかる

↑今回は、ダイソーで購入した小型イーゼルを利用しました。

サイコロなどの小物を用意
リスキーまじかる

↑サイコロなどの小物は、スマホの保持用。1センチくらいのものが使いやすいです。

手順2
 スマホを置いて音がしっかりと増幅される位置を確認したら、両面テープを使って、その周りへサイコロなどの小物を貼っていきます。左右と下の3か所は必ず貼りましょう。両面テープが弱くてスグにはがれてしまう場合は、両面テープで仮止めしたあとで接着剤を流し込み、しっかりと固定するといいです。

位置決めをしたらサイコロを固定
リスキーまじかる

↑スマホの周りを囲うように、小物を貼っていきます。

手順3
 あとは、小型のイーゼルへと乗せれば完成!動画を見る場合は、90度横へ回転させてからイーゼルに乗せるといい感じになります。

イーゼルに乗せれば完成
リスキーまじかる

↑イーゼルの上でグラグラするようなら、両面テープで固定しちゃいましょう。

以上、2つのお手軽改造いかがでしたか?
USB電源化は少し難しいかもしれませんが、スタンド化は結構簡単にできるものなので、ちょっと便利に使いたいときに思い出していただければと思います。

 アイディア次第でまだまだ化ける可能性がある『マジカル置くだけ!スピーカー』は、11月25日(月)発売予定。すでに全国の書店やネット書店にて予約受付中です。

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