みなさん、こんばんは。MacPeople編集部、元編集長の吉田でございます。短期集中連載の23回目は、「言語と地域」パネルの設定を見直してきます。この設定を開くと、OS Xの多言語対応の本気度がわかるでしょう。
今回は「システム環境設定」の「言語と地域」パネルの設定をチェックしていきます。
Mountain Lionに比べるとパネルの設定内容はシンプルになっていますね。従来は、ATOKなどの日本語入力プログラムの設定や切り替えなども可能でしたが、これらの設定は「キーボード」パネルに移りました(関連記事:Mavericksにアップデートしたら日本語が入力できなくなった!|Mac)。
左側では、OS Xで利用する言語を選べます。図の状態では、アプリなどに日本語のリソースが含まれていれば日本語表示を優先し、日本語リソースがない場合は英語で表示するという設定になります。ほかの言語は左下の「+」ボタンで追加できます。
暦の設定は左の各種メニューから変更できます。「暦法」からは世界各国の暦を選べます。
では、まず和暦を選んでみましょう。するとメニューバーの時計表示をクリックした場合の暦が平成表示になります。最近は西暦表記でもOKな書類が多く、和暦で何年と言われるとすぐに出てこないことがありますよね。
エチオピア暦だとこうなります。エチオピア暦は、年間日数は365日(閏年は366日)ですが、1年が13カ月あり、1〜12月までは30日、13月が5〜6日という暦法です。
こちらはペルシャ暦(イラン暦)。春分の日が元旦にあたる太陽暦です。紀元は西暦622年なので、そのぶん西暦とは年数が違いますね。
こちらはタイ仏暦。こちらも釈迦が入滅した年である紀元前544年を紀元とするので西暦とは年数が違います。
最後にユダヤ暦。西暦換算で紀元前3761年10月7日を紀元とするため、年数がすごいことになってます。
日本にいると、西暦と和暦以外はなじみが薄いですが、日本語環境でも世界各国の暦法に簡単に切り替えらるのはおもしろいですね。
なお、ここで暦を切り替えると、メニューバーの時計表示だけでなく「カレンダー」アプリの暦にも反映されます。エチオピア暦に設定したままだと、2013年11月16日(土)が、12006年3月7日(土)となり、ほかの人とスケジュールが合わせづらくなるのでご注意を。
さて、MacPeople 12月号は、OS X Mavericksだけでなんと150ページ超もの特集記事を気合いだけで作り上げました。とにかく、MacPeople編集部が全身全霊をかけて制作した渾身の1冊です。これさえ買えば、Mavericksを乗りこなせるはずです。
|
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります