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XP搭載PCの下取り1万円増額も!『最新PC買うなら今でしょ!』キャンペーン

2013年11月07日 19時30分更新

 日本マイクロソフトやPCメーカーなど116社が加盟するWDLC(ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム)は11月6日、記者発表会を開催し、『最新パソコン、買うなら今でしょ!』キャンペーンの開始を発表しました。

PC買うなら今でしょ!キャンペーン
↑「今でしょ!」でおなじみ東進ハイスクールの林修先生と日本マイクロソフト、WDLC理事の代表がWindows XPからのPC買い換えを呼びかけた。キャンペーン期間は2013年11月6日(水)~ 2014年4月9日(水)まで。

「今でしょ!」のフレーズで有名な東進ハイスクールの林修先生をイメージキャラクターとして起用。Windows XPを使っている個人ユーザーに向けて、PCの買い換えを訴えるキャンペーンとなっています。

PC買うなら今でしょ!キャンペーン
↑イメージキャラクターの林修先生がXPユーザーに向け、「カンタンすぎる最新パソコン 買うなら今でしょ!」と購入を訴える。

■個人ユーザーでもWindows XPからの移行は必要

 キャンペーンの説明にあたって、まずは日本マイクロソフトからは執行役 常務 コンシューマー&パートナーグループ担当の香山春明氏が登壇。まだWindows XPを使っている個人ユーザーの声として、「どのようなPCを買えばよいか分からない」、「新しいPCを使いこなせるか心配」、「買い換えのタイミングが分からない」といった不安があることを紹介し、これらを解消できるようなわかりやすいシナリオが必要と訴えました。

PC買うなら今でしょ!キャンペーン
↑日本マイクロソフトの香山春明氏。キャンペーン用のはっぴ姿で気合十分。

 続く経済産業省からは、商務情報政策局 情報セキュリティ政策室 室長の上村昌博氏が登壇。「Windows XPの登場時点と比べて現在ではITの利活用が伸展している。それと同時にサイバー攻撃の脅威も増大している」と、Windows XPの利用を続けることの危険性を指摘。また、問題はユーザー自身にとどまらず、「踏み台となって第三者に悪用される恐れがある点にも注意してほしい」と注意を喚起し、「Windows 7やWindows 8といった新しいOSに計画的に移行してほしい」と呼びかけました。

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↑経済産業省の上村昌博氏。長年に渡って、IPAやJPCERTなどの専門機関と協力して脆弱性調査や対策にあたっている。

 再び日本マイクロソフトからは、業務執行役員 Windows本部 本部長の藤本恭史氏が登壇。セキュリティ面でのリスクについて、Windows XPとして最も安全な"サービスパック3"を適用した状態との比較においても、Windows 8ではマルウエアへの感染率が14分の1になるとのデータを示し、移行の必要性を訴えました。

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↑Windows 8.1の発表会などでもおなじみ、日本マイクロソフトの藤本恭史氏。

■2013年下半期に597万台のWindows XPが残る見込み

 ところで、日本の一般家庭においてWindows XPはどれくらいの台数が使われているのでしょうか。

 藤本氏が引用したIDC Japanの調査によれば、2012年下半期に1127万台、2013年上半期に881万台のWindows XPマシンが国内のコンシューマー市場で使われていたとのこと。今後の推移として、2013年下半期には597万台に減少するものとIDC Japanは予測しています。

 このようにWindows XPマシンは確実に減少する傾向にありますが、それでも全体の14%にあたる597万台ものPCが、Windows XPのまま使われ続けると見込まれています。そこで今回の『最新パソコン、買うなら今でしょ!』キャンペーンでは、お茶の間でも親しまれている林修先生を起用し、少しでも多くのWindows XPマシンを最新PCに買い換えてもらうことを狙っています。

PC買うなら今でしょ!キャンペーン
↑林修先生。自身のPCは「とっくの昔にWindows XPから移行済み」とのこと。
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↑今回のキャンペーンにあたって、林先生自身も家電量販店で接客を体験。独特の語り口で最新PCのメリットを来店客に語っていた。

PC買うなら今でしょ!キャンペーン
↑新宿東口のビックロにて、PC売場での接客デモも行なった林修先生。

 キャンペーン期間は本日11月6日から、Windows XPのサポート終了となる2014年4月9日までの約5ヵ月間。この間に店頭やインターネット上、交通機関での広告などを通じてキャンペーンを展開します。また、日本全国のショッピングモールで、PCの購入相談やタッチ&トライが可能なコーナーを設ける計画も予定されています。

 具体的なキャンペーン内容として、たとえば家電量販店の上新電機では2013年11月6日から12月31日の間、Windows XP搭載PCの下取り額を1万円増額するキャンペーンを展開。同じくヨドバシカメラやPC DEPOTなどでも下取り額を5000円増額するとしています。

 また、Windows XP同様にサポートが終了するOffice 2003についても買い換えを促進。抽選で8名に100万円分の買い物ができる権利が当たる『買い物王キャンペーン第2弾』も始まっており、最新のOfficeを購入することで、世界61ヵ国の固定電話に1ヵ月間かけ放題になるSkypeクーポンを、もれなくプレゼントするとのこと。

PC買うなら今でしょ!キャンペーン
↑100万円分の買い物権利が当たるキャンペーン。家電量販店で最新PCを“体験”すれば、誰でも応募できる。

■買い換えは今がもっともお得、年末商戦に期待感

 同じくWindows XPからの移行キャンペーンとして、法人ユーザー向けにはセキュリティー面でのリスクを強調したメッセージを打ち出しています。一方、個人や家庭ユーザー向けには、最新PCへの買い換えによるメリットを中心に訴求する形となっています。この点について日本マイクロソフトの藤本氏は、「せっかくPCを買い換えるのだから、ポジティブな面を訴えていきたい」と背景を説明しました。

 また、法人向けには次善の策として、サードパーティーのセキュリティーソフトなどによりWindows XPの利用を“延命”する方法も案内。しかし個人向けにはそういった方法は提供せず、あくまでPCの買い換えをおすすめしていくとのこと。

 約5ヵ月間という長いキャンペーンについて、2014年4月のサポート終了直前になれば、さらにお得な施策が用意されているのでは……と邪推してしまうところですが、この点については「“今でしょ!”のフレーズ通り、いまが最もお買い得。特に年末商戦が勝負だと考えている」(藤本氏)と、年内の買い換えに期待しているとの見通しを語りました。

最新パソコン、買うなら今でしょ!
期 間:2013年11月6日(水)~ 2014年4月9日(水)

■関連サイト
WDLC カンタンすぎる最新パソコン、買うなら今でしょ!
買い物王キャンペーン第2弾
Surface

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