国内外の噂系サイトやニュースサイトで10月20日から27日までに出回った内容をまとめました。iPad Air、iPad mini Retinaが正式に発表されましたが、iPad mini Retinaについては供給量は非常に少なく、供給量が安定するのは2014年以降になるそうです。Retina仕様の液晶パネルの確保が難しいようですね。なお新iPadシリーズには、シャープのIGZOも搭載されるようです。
発売後1カ月が経過したiPhone5s/5cについては、ドコモからのMNP転出が減少に転じるなどの同社の巻き返しが期待されます。iPhone5s/5cのトップシェアは依然ソフトバンクですが、潤沢に在庫があり継続的に売れているiPhone5cの数字が、シェアに今後どう影響するか気になるところです。
ハイエンドユーザーの待望かつ垂涎のMac Proは、当初の今秋から12月に発売がずれ込みますが、その前にサザビーズのオークションにシャア専用ともいえる特別仕様の赤いMac Proが出品されるそうです。
10/21 Retinaディスプレイの歩留まりが改善か
EMSOne(外部サイト)によると、シャープ(株)が、三重県にある亀山第2工場でスマホ向けの高精細液晶パネルの生産を開始するとのこと。もちろんIGZOパネルです。この液晶パネルは、iPad Airに供給されるそうです。シャープの生産開始により、Retinaディスプレイの供給量が改善するとのこと。
10/21 IGZOはmini用、Air用は出荷していない?
EMSOne(外部サイト)によると、iPad Air/iPad mini Retinaの液晶パネルのサプライヤーチェーンは、韓国サムスン電子社、韓国LGディスプレイ社、シャープ(株)の3社だそうです。しかし、iPad Air用についてはシャープのみまだ出荷には至っていないそうです。iPad mini Retinaについては、サムスン以外のメーカーは出荷済みだそうです。
10/22 iTVは2014年秋に登場か
EMSOne(外部サイト)によると、アップルが開発を進めているスマートテレビ「iTV」の組み立てを、台湾ウィストロン社が請け負うとのこと。iTVは2014年にリリースされると噂されており、すでに台湾フォックスコン社での製造が決まっていました。ウィストロンによると、アップルから2014年第3四半期にiTVの量産を開始するという連絡を受けたそうです。
10/22 スマホ・タブレットの有望な生産拠点が登場
EMSOne(外部サイト)によると、ノートパソコン受託生産で世界第2位の台湾コンパル社が、子会社の台湾コンパル通信社を吸収合併するとのこと。分散していた研究・開発部門を統合することが狙いのようです。また、この合併によりアップルなどをはじめとするスマートフォンの製造請け負いを狙っているようです。もし、アップルからの受注を獲得したらiPhoneやiPadの製造拠点が増え、発売直後の品不足が改善されるかもしれません。品不足の要因は、Retinaディスプレイなのかもしれませんが。
10/22 iPhone5sのボディー製造会社の工場が操業停止
EMSOne(外部サイト)によると、アップルにiPhone5sなどのボディーを納入している台湾キャッチャー社が、蘇州工場の操業を11月下旬をもって停止するとのこと。環境問題が主な理由のようです。この工場の操業停止が、アップルに影響があるかどうかは現時点では不明です。
10/23 iPad AirとiPad mini Retinaは充電時間が短縮
iLounge(外部サイト)によると、iPad AirとiPad mini Retinaには10Wの充電器が付属し、バッテリーの充電時間が短縮されるとのこと。iPad Airは、バッテリー容量が従来モデルから42.3Wh→32.4Whに削減されており、フル充電までの時間はiPad2並みの4時間になるそうです。iPad mini Retinaは、初代モデルから16.3Wh→23.8Whとバッテリー容量が約46%も増加していますが、こちらも充電器の出力が向上したことで、充電時間が短縮されるそうです。
10/23 iPad Airのバッテリーモジュールを中国メーカー受注
EMSOne(外部サイト)によると、iPad AirとiPad mini Retinaのバッテリーモジュールの一部は、中国デセイ・バッテリー社が供給しているとのこと。
10/24 iPadの通期の出荷予想数を7050万台に修正
EMSOne(外部サイト)によると、調査会社の台湾ウィストビュー社はiPadシリーズの2013年度通期の出荷予想数を、7210万台から7050万台に下方修正したとのこと。iPad AirやiPad mini Retinaがリリースされたものの、価格や市場での位置づけに問題があるというのが理由です。また、iPadシリーズの通年シェアは、2012年の43%から2013年は37%にまで下がるという見通しのようです。
10/24 iPhone5s/5cのナンバーワンキャリアはソフトバンク
BCNランキング(外部サイト)が、iPhone5s/5cの発売後1か月(9月20日〜10月20日)までの累計販売シェアを発表しました。1位がソフトバンクモバイルで40.0%、2位がドコモで33.9%、3位はauで26.1%となっています。iPhone5sだけのシェアでは、1位がソフトバンクで38.6%、2位がドコモで36.5%、3位がauで24.9%と、ドコモの躍進が目立っています。一方iPhone5cでは、1位がソフトバンクモバイルで44.8%、2位がauで30.6%、3位がドコモで24.6%で、ソフトバンクのシェアが過半数に届きそうな勢いです。全キャリアを統合した、iPhone5s/5cの販売シェアは、77.7/22.3%となっており、8割近いユーザーが5sを選んだようです。ただし、在庫が潤沢なiPhone5cは一定水準で売れ続けているため、この割合は縮まってきているとのこと。
10/24 NANDフラッシュの価格がなぜか下落
EMSOne(外部サイト)によると、韓国SKハイニックス社の中国にあるDRAM製造工場の火事を受けて、価格が上昇すると言われていたNANDフラッシュメモリーの価格が、予想に反して下落しているとのこと。DRAMeXchangeの報告です。市場の予想では、各社がNANDフラッシュメモリーの生産ラインを、供給不足に陥るDRAMに切り替えることにより、NAND型フラッシュメモリーの供給量が減り、結果的に価格が上昇すると見られていました。しかし、NANDフラッシュメモリーの需要がいまひとつ伸びず、価格が下がってしまったようです。調査会社である台湾トレンドフォース社傘下のDRAMエクスチェンジの報告です。
10/25 NTTドコモのMNPが大幅改善
CNET(外部サイト)によると、(株)NTTドコモのMNP転出がiPhoneの発売によって、大幅に改善したとのこと。9月20日にiPhoneを発売した1週目は前年比で33%、「SPモードメール」に対応した3週目以降は54%となったそうです。
10/25 iOS7.0.3でiPhone5sの不具合が解消、描画性能も改善
iOS7.0.3では、問題になっていたiPhone5sの各種センサーの不具合が解消されるほか、iCloudキーチェーンが利用可能になるなど、小数点以下ながらかなり大規模なアップデートになりました。cnBeta(外部サイト)によると、なんと描画性能も向上しているそうです。「GFXBench」で、約10〜13%の性能向上が見られたとのこと。
10/25 iPad mini Retinaは2014年初頭まで深刻な供給不足
CNET(外部サイト)によると、iPad mini Retinaは深刻な供給不足に見舞われるそうです。もともとiPad mini Retina用の液晶パネルの供給が追いついていないという報告が多数ありましたので、需要逼迫というよりも部品の不足で組み立てられないという状況です。アップルはiPad miniを11月中の発売としていますが、すぐに品切れになると思われます。
10/25 Mac Proはビデオカードを交換可能
Mac4Ever(外部サイト)によると、12月発売に発売が予定されているMac Proのビデオカードは交換できるそうです。まあ、ドーターカードになっているので物理的に交換は可能でしょうね。ただし、ローエンドモデルでもAMD FireProは2枚装着ですから、交換するメリットがあるかどうかは微妙です。OpenGLに特化した超ハイエンドのカードぐらいしか思い当たらないです。ビデオカードを1枚にできるCTOオプションがあれば、20万円台も夢じゃないのですが。
108/26 iPhone5sのタッチパネル精度はGALAXY SIIIに劣る
GSMArena(外部サイト)によると、iPhone5sのタッチパネルの精度はあまりよくないとのこと。フィンランドのオプトフィーデリティ社の調査によると、日本では2012年に発売されたGALAXY SIIIにも劣るそうです。専用の調査機材で検証したところ、GALAXY SIIIはタッチパネルの精度が全体的に高かったそうです。iPhone5s/5cでは、液晶の下部中央の精度は高いものの、ディスプレイ上部や端の精度はいまひとつだったそうです。iPhoneのソフトウェアキーボードでQ/O/Pの誤入力が多いのは、タッチパネルの精度が低いことが一因かもしれないとのこと。
10/26 より大型の液晶パネルを搭載したiPhone6は来夏に登場
BUSINESS INSIDER(外部サイト)によると、6インチの液晶パネルを搭載したiPhone6が2014年夏に発表されるとのこと。アナリストのジーン・マンスター氏の予想です。
10/26 シャア専用?Mac Proの(PRODUCT) REDモデル
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、Appleのデザイン担当の上級副社長であるジョナサン・アイブ氏と、デザイナーのマーク・ニューソン氏がデザインした新Mac Proの(PRODUCT)REDモデルが、11月23日に開催されるサザビーズのチャリティーオークションに出品されるそうです。出品価格は、約390〜580万円(4万〜6万ドル)だそうです。売上は、世界エイズ・結核・マラリア対策基金に募金されます。これ、オークションだけでなくCTOで選べるようにしてほしいですね。数万円の価格アップなんて、Mac Proを購入するユーザーにとっては気にならないでしょうし。ハイエンドモデルにこそ、個性の出せるカラバリがあるといいですね。
10/27 iPad Airの開封リポート
C科技(外部サイト)が、iPad Airの開封リポートを多数の写真付きで公開しています。ホワイトとスペースグレイの両モデルが揃っています。内容物一覧やカメラ部分のアップ、旧モデルとの比較などの画像が見られます。
10/27 iPad AirとiPad mini Retinaのメモリーは1GB
C科技(外部サイト)によると、iPad AirとiPad mini Retinaが搭載するメインメモリーは1GBとのこと。Apple Storeのサポートがそう回答したそうです。サポートとチャットでやり取りした画面を証拠として掲載しています。
|
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります