ドコモは、“@docomo.ne.jp”を利用したクラウド型メールサービス“ドコモメール”のアプリ提供を開始しました。現在のところ、対応機種はXperia Z1やARROWS NX、2013年夏モデル10機種となっており、それ以外の一部端末については11月以降に順次提供予定です。
手持ちのXperia Aは2013年夏モデルだったので、さっそくインストールして試してみました。
●ダウンロードはGoogle Playからではない!
“ドコモメール”のアプリは、“spモードメール”のときのようにGoogle Playからのインストールではなく、“docomo Application Manager”というシステムを使ってダウンロードします。端末によっては設定からアクセス可能ですが、今回は端末共通の“dメニュー”からのアクセス方法を紹介します。
端末のdメニューから |
お客様サポートへ |
ドコモアプリを選択 |
アップデート一覧へ |
個別アップデートにあります |
●アプリの動作は比較的快適
初期起動時のトップ画面はこのようにタブが“クラウド”と“ローカル”のふたつに分かれており、“クラウド”には今後送受信するメール、“ローカル”ではspモードメールアプリでやりとりしていたメールが表示されます。なお、これはドコモメールのアプリがspモードメールアプリのアップデートとして提供されるためです。
なお気になる動作は、端末によって変わると思いますが、spモードメールアプリと比べて軽快に感じました。Androidのデザインガイドラインに準拠している部分も多いため、UI面も多少改善されていました。
メール作成は、当然絵文字入力(対応IME利用時)やデコメールの作成が可能で、プレビュー表示にすることで設定したアニメーションを確認できます。また、電話帳は端末内のものを参照し、グループの読み取りやお気に入り、送受信履歴の表示に対応していました。
メール作成画面 |
プレビュー表示 |
電話帳表示 |
●そのほかの機能
そのほかにもフォルダーごとのメール振り分けやアプリUIの着せ替えなど、すべての確認はできていませんがspモードメールアプリで利用できていたほとんどの機能はそのまま利用可能でした。
メール振り分け設定 |
デコメテンプレート |
メール設定画面 |
WiFi認証も可能 |
着せ替えにも対応 |
本文保持件数を指定 |
同期間隔設定 |
ウィジェットもあり |
通知画面 |
●今後の予定
ドコモメールは現在未提供の機種への対応のほか、複数のスマホ、タブレットなどへの対応、ドコモメールアプリ以外のメールソフトへの提供(IMAP方式)を予定しています。スケジュールなどは記事作成時のところ、以下の通りです。詳しい内容は、ドコモ公式ページなどで確認しておきましょう。
●2013年11月予定
複数のスマートフォン、タブレット、パソコンからメールの送受信や閲覧に対応
2012春モデル23機種、G2 L-01F、Optimus it L-05Eへの提供
●2013年12月予定
2013-2014冬春モデル4機種への提供
iPhoneへの対応
●2014年1月以降予定
2013冬春モデル3機種、2012冬春モデル4機種、2012夏モデル19機種、そのほかOSアップデート適用が必要な22機種への提供
●2014年3月まで(2013年度中)
一般的なメールクライアントへのサービス提供
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