週アス編集部ではRADEON新シリーズ『RADEON R9 280X』を搭載したMSI製グラフィックボードを入手。早速その性能を検証してみた。 R9 280Xのスペックからみて、前モデルのハイエンド機『RADEON HD7970』相当と言える。また、注目はその価格にある。
RADEON R9 280X 299ドル(約2万9000円)
RADEON R9 270X 199ドル(約1万9000円) メモリー4GBモデル 229ドル(約2万2000円)
今回はR9 280Xの299ドルと同じ価格ゾーンにある、ライバルのNVIDIA製ミドルモデル『GeForce GTX760』も合わせて検証してみた。
製品名 | RADEON R9 280X | RADEON HD7970 GHz Edition |
製造プロセス | 28nm | 28nm |
SP数 | 2048基 | 2048基 |
コアクロック | 最大1GHz | 1GHz(最大1.05GHz) |
メモリー | 3GB GDDR5/6GHz相当 | 3GB GDDR5/6GHz相当 |
最大消費電力 | 250W | 250W |
補助電源 | 8+6ピン | 8+6ピン |
※検証環境は、CPU:Core i5-4670K(3.4GHz)、マザーボード:ASUS『Z87 GRYPHON』(Intel Z87)、メモリー:PC12800 DDR3 8GB×4、ストレージ:インテル『SSD 335 240GB』、電源ユニット:850W(80PLUS GOLD)、OS:Windows8 Pro(64ビット)、ドライバー:Catalyst 13.11 Beta V1、GeForce 326.80(beta)
●性能はHD7970とほぼ同じ
いずれの結果もHD7970GHzから微増、もしくはほぼ同じとなった。ちなみに、GeForce GTX780は新生FFXIVベンチで13159(8707)スコアーとなった。GTX780対抗はスペックが未だに発表されていない、『RADEON R9 290X』となりそうだ。
●最大消費電力が下がった
アイドル時は微増だが、高負荷時の消費電力は30ワット近く下がっている。ゲーム中なら常に動いているので、この差は大きい。
●価格次第ではかなりおトク
299ドル予定なので約2万9000円前後。これは冒頭で述べたとおり、GeForce現行機のミドルクラスモデル並みだ。もちろん、日本発売時には“ご祝儀価格”でもう少し高くなる可能性があるが、R9 280X、R9 270Xともに、少ない投資で旧世代のワンランク上の製品の性能が得られるのが魅力と言える。
(16:00追記)検証時のドライバーは、Catalyst 13.11 Beta V1を使用しました。アップデート版が登場したため、性能が向上する可能性があります。
(20:00追記)検証環境のストレージ構成と電源ユニットを修正しました。
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