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『みちびき』や『いざよい』の話は三菱の宇宙コーナーで:CEATEC2013

2013年09月30日 20時45分更新

文● 広田稔 編集●アタラシ

 10月1~5日、IT・家電の総合展示会“CEATEC JAPAN 2013”が千葉県・幕張メッセにて開催される。一般公開に先駆けてプレス向けに公開された三菱電機ブースから、宇宙関連の展示をまとめてお届けしようっ!

CEATEC2013

↑三菱ブースのステージでは、正面に向かって左手側に宇宙関連の展示が集まってる。

CEATEC2013

↑GPSを上回る高度な測位が可能な準天頂衛星システムの模型を出展。'10年9月に技術実証用の初号機『みちびき』(QZS-1)が打ち上げられており、'17年より3機を追加で打ち上げて4機体制で運用される予定だ。

CEATEC2013

↑日本からオーストラリアの上空にかけて8の字に回っている。GPSを補完する同じ信号のほか、センチメートル級の測位補正を可能にしてくれる補強信号も送れる。精度の平均値は水平で約2.16センチ、垂直で約7.13センチという。現在のように無線LANの位置情報を併用しなくても高精度でピタっと教えてくれるスマホが使える日も近い!?

CEATEC2013

↑アルマ望遠鏡の模型も展示していた。日米欧の共同プロジェクトで、チリのアンデス山脈にある標高5000メートルのアカタマ砂漠に合計66台のパラボラアンテナを設置。すべてをひとつの電波望遠鏡として合わせて観測に使える。三菱が提供した16台は『いざよい』と呼ばれる(16のため。ちなみに命名は松本零士氏!)。

CEATEC2013

↑地上にある中では最高性能の電波望遠鏡で、ミクロン単位で制御できる。ダークマターやダークエネルギーなど、宇宙の謎の解明に利用される予定だ。

CEATEC2013

↑'14年に打ち上げ予定の気象衛星『ひまわり8号』、同じく'16年予定の『ひまわり9号』のコーナーも。次世代の気象観測センサーを搭載して、気象予報の精度をアップしてくれる。

CEATEC2013

↑気象衛星用のリチウムイオンバッテリー。従来のニッケル水素より重さが半分、容積は3分の1とのこと。15年以上の超寿命を実現している。スマホに搭載したら何年(何日?)動く!?

CEATEC2013

↑トルコから発注を受けた商用衛星『Turksat-4A』と『同B』も展示。展示は模型が多くて簡素なんですが、展示員の方々の説明がとにかくアツくておもしろい! ぜひ会場に訪れたら根掘り葉掘り聞いてみてください!

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