auは、iPhone5s、5c発売に関する新商品説明会を実施した。端末代金を除く料金体系や各種割引プラン、LTE通信環境について説明が行なわれた。
↑説明を担当した取締役執行役員専務の石川雄三氏。 |
●800MHz帯でさらにつながりやすくなるLTE
iPhone5sとiPhone5cは広域に浸透しやすい800MHz帯のLTEに対応する。実稼働数とは異なるが、800MHz対応のLTE基地局の免許許可数は3.2万局(8月17日時点)とし、8月末で97%の実人口カバー率を2014年3月末までに99%へと引き上げる計画だ。
一方、iPhone5でも利用している2.1GHz帯のLTEについては現状72%の実人口カバー率を80%以上に拡大する計画。さらに、2.1GHz帯は順次高速化を進めており、20MHz幅を利用した最高150Mbpsの提供準備も進んでいる。ただし、iPhone5、5s、5cについてはCat3対応機種のため、最大で100Mbpsでの利用となる。
そのほかにも、先日リリース(関連記事)のあったLTE国際ローミングにも触れ、年内にはアメリカ397都市をカバーするAT&TのLTEローミングも発表された。
●パケット使用料を発表
iPhone5s、5c向けのパケット料金も発表。従来通り“LTEフラット(7GB)”で月額5985円で、スタート割(i)の適用で5460円、auスマートバリュー適用の場合は4505円となる。また、そのほか基本料金なども、現状は従来通りとしている。
なお、会場では発表会されていなかったが、各端末の価格も公開された。(関連記事)
●オトクなプランとiPhone5買い取り
また、AndroidやiPadを含むLTEタブレットとスマホ間で9GBのパケット使用量を共有できる“データシェア”プラン。iPhone4s、5などの古い端末を家族が再利用した場合、基本料金やパケット代が割引される“家族でスマホおトク割”も発表。(関連記事)
さらに、iPhone5や4s、Androidスマホ、フィーチャーフォンを含む旧機種の下取りプログラムも強化(関連記事)。これらは、iPhoneを取り扱うキャリアが増えたことによる、同社のMNP流出防止策といえる。
●サービスと通信品質でも勝負をかける
最後に、iPhone5cの事前予約、iPhone5sの販売後予約についても強化を発表。今回からウェブで予約を受け付け、各量販店や直営店で並ばず受け取ることが可能になった。
ウェアラブルデバイスや新作のiPhone5s、5c用の『au +1collection』アクセサリーも用意。サービス、通信の両方の優位性を用意して、今後の3キャリアによるiPhone決戦に備えるようだ。
●関連サイト
au
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