IFA 2013で開催された台湾貿易センター(TAITRA)のプレスカンファレンスにて、台湾メーカーのTennRich社から非常用ケータイの最新モデル『SpareOne Plus』のプレゼンが行なわれました。
前モデルの『SpareOne』は、山根博士のレポート(参考記事)にもあるとおり、単三電池1本で10時間の通話が可能。さらに未開封の状態なら15年間もつという、災害や緊急時用のケータイです。
デザインは前モデルとほぼ同じ。電池が透けて見えるストレートタイプ。
背面はカバーになっていて取り外せます。
従来のモデルと同じく、普段使っているスマホやケータイからSIMを挿し変えて使用することを想定しているため、本体内にSIMトレー用のピンとmicroSIMアダプターが用意されています。
ケース内にはSIMトレー用のピンとSIMアダプターを装備。私もピンはよく無くすので、これは重要です。
本体上部にLEDライトを搭載し、懐中電灯がわりになるのも前モデルと同じ。
本モデルからの新機能としてGPSを装備しており、PCなどのウェブブラウザーから、SpareOneの位置が把握できるようになりました。またIPX7相当の防水対応となり、緊急用のケータイとしては心強いです。
SpareOne Plusの位置情報をインターネット経由で確認可能。
対応電波はGSM(2G)の900MHzと1800MHzだけですが……。
SpareOne Plusはオンラインサイトですでに発売されており、直販価格で79ドル99セントとなっています。対応する電波はGSM方式のため、このままでは日本では使えませんが担当者によると3G版も開発中で、さらにソフトバンクと交渉中とのこと。日本版が登場する可能性大です。
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