ポート開放、ダイナミックDNSってナニ? |
ネットワークカメラと言えば、導入するためにポート開放やダイナミックDNSなど、高度なネットワークについての知識が必要ということで、一般ユーザーには手を出しづらいパソコン関連周辺機器の筆頭でした。
でも、本当にネットワークカメラを必要とするのは、必ずしもネットワークについて深い知識を持っていない人たちにこそ多いですよね。留守中に可愛い飼い猫の様子を確認してホッコリしたり、不在時のセキュリティーのために自宅に導入して胸を撫で下ろしたい人は多いのではないでしょうか?
そんな人たちのための救世主となった、3分でつながるネットカメラ『カメラ一発! CS-W06N』を大幅に機能強化した上位モデルとして、『カメラ一発! CS-W70HD』がプラネックスから登場しました!
『カメラ一発! CS-W06N』 |
市場価格:2万9800円前後 |
『カメラ一発! CS-W70HD』 |
市場価格:5万9800円前後 |
兄貴ぶんとしてリリースされた『カメラ一発! CS-W70HD』は少し価格アップしていますが、それ以上に大幅な機能拡張が図られており、まさにネットワークカメラの決定版へと進化しています。
CS-W06N | CS-W70HD | |
カメラセンサー | 30万画素×2(昼間用/夜間用) | 100万画素×2(昼間用/夜間用) |
解像度 | 640×480ドット | 1280×800ドット |
動体検知機能 | ○ | ○ |
赤外線人体感知機能 | ○ | ○ |
温度計センサー | - | ○ |
暗視モード | ○ | ○ |
音声双方向機能 | △(要スピーカー) | ○(スピーカー内蔵) |
パン・チルト機能 | - | パン180度/チルト90度 |
上の機能比較表を見ればわかるとおり、ネットワークカメラとして飛躍的にパワーアップした『カメラ一発! CS-W70HD』ですが、“カメラ一発!”と謳われているとおり、“3分で設置できる”イージーさはもちろん継承されています。それではどのくらいセットアップがカンタンなのか、今回も週刊アスキー編集部のナベコ嬢に実践してもらいましょう!
3分でつながる本格ネットカメラ『カメラ一発! CS-W70HD』
機材協力●キヤノン『iVIS HF S11』
YouTube動画を見づらい環境で本記事を読んでいる人のために、下記に写真でもセットアップ手順を掲載しておきますね。
(1)カメラ本体をルーターに接続 |
(2)専用アプリをインストール |
※iPhone、iPad、Android、Kindle、Windows版が用意されています |
(3)アプリ起動後に名前・ID・PWを入力 |
すぐ映像を見られるのです! もちろん無線LAN経由もばっちり!! |
いかがでしょう? ぶっちゃけノートPCやタブレットを無線LANルーターに接続するよりも、よっぽどカンタンじゃないですか? なお今回は有線LAN経由で接続していますが、本体上部にアンテナがあることからもわかるとおり、無線LAN経由で接続することも可能です。
その秘密が1枚のカード |
他メーカーの追従を許さない、“カメラ一発!”シリーズのイージーセットアップを可能にしたのが、パッケージに同梱されている“ID/Password Card”です。
このIDとパスワードによって、“カメラ一発!”シリーズは専用サーバーと認証を行なったあと、端末とカメラ間でピアトゥーピアで双方向通信を開始します。認証とその後の双方向通信の仕組み的としては、SkypeなどのIP電話とほぼ同じですね。
使うにあたっては、そんな小難しいことを意識する必要はありません。iPhone、iPad、Android、Kindle、Windows用のアプリケーションを各ストアまたはプラネックスホームページからダウンロード&インストールすれば、あとはこの“ID/Password Card”に書かれた9文字のIDと、4文字のパスワードを入力するだけで、たちどころに『カメラ一発! CS-W70HD』が利用可能になるのです。
iPad、Windowsは同時モニタリング可能 |
iPhone、Android、Kindleは切り替え表示 |
iPhone、iPad、Android、Kindle、Windows用のアプリケーションは、『カメラ一発! CS-W06N』、『カメラ一発! CS-W70HD』の両方に対応しています。ちなみにiPadなら最大6台、Windowsなら最大36台まで同時にモニタリング可能です。iPhone、Android、Kindleでも、“カメラ一発!”シリーズを切り替えてモニタリングできます。つまり今回発売された『カメラ一発! CS-W70HD』は、買い増しにももってこいなわけですね。
さて、いよいよ本製品の特徴的な機能をおさらいも兼ねてご紹介しましょう。
■100万画素センサーで画像が高精細になった
CS-W06N |
CS-W70HD |
CS-W06Nのセンサーは30万画素(640×480ドット)、CS-W70HDのセンサーは100万画素(1280×800ドット)。上記画像を拡大して比較してみれば、その差は歴然です。“カメラ一発!”アプリでズームアップして細部を見るときなどに、この高解像度の恩恵を受けられますよ。
■パン180度/チルト90度操作可能
正面画像 |
CS-W70HDの可動域
CS-W70HDは、パン180度、チルト90度まで自由にカメラの向きを変えられます。部屋のスミに設置すれば死角ゼロでスミズミまでチェック可能ですよ。なおカメラ駆動部がコンパクトなので、パン・チルト動作が非常に速いのも本製品のアドバンテージです。
■新センサーとして温度センサーを実装
赤外線温度センサーを搭載 |
部屋の温度をチェック |
本製品は対象物に触れず温度を測れる赤外線温度センサーを搭載しています。赤外線放射量により物体の表面温度を測定しているため、正確な室温ではないのですが、実用上十分な温度チェックが可能です。ちょっと特殊な使い方としては、熱帯魚を飼っている水槽などの水温チェックに利用できますね。
■双方向音声通話可能
マイクとスピーカーを内蔵 |
会議にも参加できますね |
CS-W06Nはマイクを内蔵していましたが、スピーカーは別途用意して接続する必要がありました。CS-W70HDはスピーカーを内蔵しているので、設置面積も最低限で済みますし、設置場所を変えるときも手間がかかりません。WiFi接続していれば、電源さえ確保すれば設置場所は自由自在。本来の用途は侵入者への警告などですが、平時の際はテレビ会議に利用したり、外出先からの電話代わりに活用するのも便利そうです。
■対応プラットフォームの多さも魅力
iPhone用アプリ |
iPad用アプリ |
Android用アプリ |
Windows用アプリ |
前述のとおり、iPhone、iPad、Android、Kindle(Amazonアプリストアからダウンロード)、Windowsと対応機種の多さも魅力。とくにうれしいのが2大スマートフォンプラットフォームへの対応。自宅に帰る際に手元のスマホで部屋の様子を確認できるのは、ひとり暮らしの人にはうれしいですよね。
■もちろん暗視モード搭載
暗視用センサーも実装 |
真っ暗闇でも不審者を捉えます |
もちろん完全な暗闇でも、まるで昼間のように映し出す暗視用センサーを搭載しています。真っ暗闇に潜む不審者、または真夜中に暗躍する愛猫の姿も、鮮明に映し出せるわけです。
■ネットワークカメラの決定版です!
買いの1台はコレ! |
ハイエンドネットワークカメラに搭載されていた高解像度100万画素センサー、パン・チルト機能を実装しつつ、ネットワーク知識がなくても3分間で設置できるイージーセットアップ機能を実現したプラネックス『カメラ一発! CS-W70HD』。初心者のみならず、ネットワークについて熟知している上級者ユーザーにも、その管理のしやすさから最有力候補となる1台です!
『カメラ一発!』(メーカー型番 CS-W70HD)
メーカー名:プラネックス
市場価格:5万9800円前後
製品公式サイト
アプリ『PLANEX カメラ一発!』
メーカー名:プラネックス
対応機種:CS-W06N、CS-W70HD
価格:無料
製品ダウンロードサイト(iPhone版)
製品ダウンロードサイト(iPad版)
製品ダウンロードサイト(Android版)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります