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OS Xのシステム標準の画像やアイコンはどこに入っている?|Mac

2013年08月13日 21時00分更新

ログイン画面のクールな背景を使いたい

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 OS Xのインストール画面やログインパネルでは、背景にグレーの麻素材のような画像が使われています。このクールな画像を、Macのデスクトップピクチャーにしたいと思う人もいるのではないでしょうか? そこで、この素材がハードディスクのどこに入っているか、探してみましょう。

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 実はこの画像、システムの奥深い階層に格納されています。起動ディスク→「システム」→「ライブラリ」→「Frameworks」→「AppKit.frameworks」→「Resources」と階層をたどっていきましょう。

 この「Resources」フォルダーの中にある「NSTexturedFullScreenBackgroundColor.png」という長ったらしい名前のファイルが目的の画像です。

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 この画像をデスクトップピクチャーに設定したい場合は、画像ファイルを選んで右クリックし、コンテクストメニューで「デスクトップピクチャを設定」を選びます。なお、同じやり方で他の画像もデスクトップピクチャーとして使えます。

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 ただし、この画像はサイズが256×256ピクセルと小さいため、そのままでは上図のようにぼやけた感じになってしまいます。

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 そこで、「システム環境設定」の「デスクトップとスクリーンセーバ」パネルを開き、サムネール画像の右側に表示されるポップアップメニューで「タイル状に表示」を選びます。すると、背景画像と同じような布地のパターンになります。このテクニックは、小さい画像を繰り返しタイル状に配置したい場合に使えますよ。

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ログインパネルのアイコンを探す

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 今度は、ログイン画面の下に表示される「システム終了」や「再起動」のアイコン画像を見つけます。「システム」→「CoreServices」フォルダーの中に、「loginwindow」というアプリが入っています。これを右クリックして「パッケージの内容を表示」を選びましょう。

 「Contents」→「Resources」とたどると、フォルダー内に「loginwindow」アプリが使用する画像が入っています。そう、OS Xでは基本的に、そのアプリが独自に使用する画像やアイコンについては、アプリのパッケージの中にある「Resources」フォルダーに入っているのです(例外もありますが)。「このアプリのこの画像がクールなので使いたい」という時は、右クリックでパッケージを開いてみましょう。

「再起動」アイコン
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「システム終了」アイコン
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「ログアウト」アイコン
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「スリープ」アイコン
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画像をアイコンとして利用する

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 これらのアイコンはPNG形式の画像です。これをファイルやフォルダーのアイコンとして使いたい場合は、この画像を「プレビュー」で開きましょう。そして、「編集」メニューで「すべてを選択」を選んだあと、「コピー」を実行します。

 あとは、アイコンを変えたいファイル/フォルダーの情報ウィンドウ(「command」+「I」キー)を開き、アイコン部分にペーストすればOK。これで、下のような摩訶不思議なデスクトップも作れるというわけです。

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 ハードディスク内のいろんな階層を「探検」するといろいろなファイルが見つかります。自分でも色々とためしてみましょう。ただし、うっかりファイルを移動/削除すると不具合につながる恐れがあるので、利用の際はコピーしたものを使うのが原則です。
 

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