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ノキア『Lumia 625』はシリーズ最大の4.7インチ液晶搭載

2013年07月23日 20時15分更新

 ノキアは7月23日、Lumiaシリーズとして最大の4.7インチという大型ディスプレーを搭載する最新Windows Phone 8端末『Lumia 625』(外部サイト)を発表しました。

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↑Lumiaシリーズ最大の4.7インチ画面を搭載する『Lumia 625』。

■大型ディスプレーとLTE対応ながら低価格が特徴

 これまでのLumiaシリーズは、『920』、『925』や『1020』などのハイエンド機種であっても画面サイズは4.5インチにとどまっていました。これに対してLumia 625は、シリーズで最大となる4.7インチディスプレーを採用しています。

 この大画面を活用するために、写真に様々なエフェクトを加えたり高度な撮影機能を備えた“Nokia Smart Camera”、動画の一部を静止させることで印象的な動画を作れる“Nokia Cinemagraph”など、ハイエンドのLumiaシリーズと同じ独自アプリを搭載。写真や動画を迫力ある大画面で楽しめる端末となっています。

 さらに、低価格のLumiaシリーズではスルーされがちだったLTEにも対応。対応バンドは3/7/20(1800/2600/800MHz)で、ヨーロッパ、中東地域のキャリアーを意識した仕様となっています。

 従来のLTE対応Lumiaとはバンドが異なりますが、ノキアはこれを“RoW LTE”(Rest of the World LTE)と表現。これまでLTEの普及で先行してきた日本、韓国、北米ではなく、それ以外の地域に向けて、LTEによる高速なスマホ体験を拡大していく意図を感じます。

 こういった人気の高い仕様を採り入れつつ、600番台という型番にふさわしい低価格を実現。実売価格は220ユーロ(約2万9000円)を想定しているとのこと。新興市場を中心に人気が高まっている“低価格、大画面”スマホ市場に向けた初めてのLumiaといえます。

■オレンジを中心とした5色のカラーを用意

 Lumiaシリーズ共通の特徴でもある豊富なカラーバリエーションについて、Lumia 625でもオレンジ、ブライトグリーン、イエロー、ホワイト、ブラックの5色をラインアップしています。

 その中でも注目はオレンジ。イエローが目立っていた従来のシリーズとは異なる雰囲気となっています。カバーは交換可能で、Windows Phone 8のライブタイルと合わせてカスタマイズを楽しめそうです。

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↑Lumia 625の主役となりそうなカラーはオレンジ。
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↑カバーは交換可能。Lumia 620に近い半透明仕様。

 音楽機能も充実しています。Lumiaシリーズ共通の“Nokia Music”によるストリーミング再生に対応。さらに独自のヘッドセットとして、スウェーデンのZound Industriesとのコラボによる“COLOUD”ブランドのマイク内蔵ヘッドセット『Coloud Boom for Nokia』もオプションとして用意されます。

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↑オプションのヘッドセット『Coloud Boom for Nokia』。
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↑Lumiaシリーズとカラーをコーディネートできる。

 Lumia 625のスペックは、画面サイズが4.7インチ、解像度はWVGA(800×480ドット)。コーニング社のゴリラガラス2を採用し、手袋をはめても操作可能な“Super Sensitive Touch”に対応します。

 プロセッサーはデュアルコア1.2GHz駆動のSnapdragon S4(MSM8930)、メモリーは512MB、ストレージは8GBで、最大64GBのmicroSDに対応。5メガピクセルのメインカメラに加え、VGAサイズのフロントカメラも搭載します。

 通信機能として、無線LANはIEEE802.11b/g/nに対応。さらにNokiaの“Amber”アップデートで利用可能となったBluetooth4.0+LEも利用可能です。バッテリー容量は2000mAh。サイズは72.25(W)×9.15(D)×133.25(H)ミリ、重量は159グラムとなっています。

 発売予定は2013年第3四半期中、地域は中国、ヨーロッパ、アジア太平洋、インド、中東、アフリカ、ラテンアメリカを予定。アジア太平洋地域に日本が含まれるかどうかは言及されていません。

(2013年7月23日21時10分)記事初出時、文章が一部重複している箇所がありました。お詫びして訂正いたします。

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