■ついにネコ科を卒業したOS X
なんやかんやで、結構盛りだくさんな内容だったWWDC 2013。Mac ProやiOS7といった、インパクトの大きなプロダクトの陰に隠れがちですが、OS Xも次期バージョンで大きく飛躍することがわかりました。
バージョン1.0以来(正確にはその前のパブリックベータ版以来)、ずっとネコ科の猛獣をコードネームに使用してきたOS X。次期バージョンではついにネコ科を卒業し、「OS X Mavericks」という名称を採用することが明らかに。「Mavericks」とは、米国カリフォルニア州の地名。OS Xの「次の10年」の出発点となるべく、Appleの出発点である同州の地名を採用したといいます。
■Mavericksが搭載する10個の新機能
現在わかっているOS X Mavericksの主な新機能は、下記の10個。Mountain Lionの機能をブラッシュアップして使い勝手を改善しつつ、処理速度やエネルギー効率が大幅に向上しています。また、MacやiOSデバイスとのiCloudを介した連携機能もさらに強力になっています。
●Finderタブ |
Finderウィンドウがタブ表示に対応。Safariのウィンドウと同様に、複数のフォルダーの内容をタブで切り替えて表示できます |
●タグ |
ファイルにタグ(識別情報)を付加し、検索効率を上げる仕組み。現在の「ラベル」機能の進化版といえます |
●マルチディスプレイ |
複数モニター上での通常表示とフルスクリーン表示の混在や、AirPlayミラーリングによる拡張デスクトップをサポート |
●マップ |
iOS6で登場したApple純正の「マップ」アプリがOS Xにも対応。ローカル検索やFlyover表示などもサポートしています |
●iBooks |
電子書籍ビューアーアプリ「iBooks」のOS X版も登場。複数書籍の同時表示など、OS X独自の機能も搭載しています |
●iCloudキーチェーン |
「キーチェーンアクセス」で管理している各種のアカウント情報を、iCloud経由で同期できるようになります |
●通知 |
「通知」機能も大幅パワーアップ。通知パネルからの返信や、スリープ時の更新情報の受信が可能になります |
●カレンダー |
iOS7に合わせてフラットなデザインになったほか、入力のオートコンプリート機能などを搭載しています |
●Safari |
ブックマークページをサイドバーで管理できるようになります。描画速度やエネルギー効率もアップ |
●先進のテクノロジー |
「タイマーコアレッシング」「圧縮メモリー」「App Nap」など、OS Xのパフォーマンスを上げる数々の先進技術を搭載 |
■新機能の詳細やWWDCの見どころはMacPeople 8月号で!
各新機能の詳細や、講演では省かれた新機能などについては、MacPeople 8月号の第2特集「次期OS Xの新機能チェック」で紹介しています。
また、今回のWWDCの基調講演には、ほかにもたくさんの見どころがありました。本講演のキーパーソンであるクレイグ・フェデリギ、序盤に出てきたミニカーレースのデモ、フェデリギが言っていた「California Republic」とは何なのかといった点について、それぞれコラムで取り上げています。ご興味のある方は、ぜひご一読ください。
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