スマートフォンで読む電子書籍って、どのくらいの長さのものがちょうどいいんでしょうか?
“スマートフォン読書調査”は、電子書籍を中心とするコンテンツがスマートフォン等でどのように利用されているかを調べたもので、角川アスキー総合研究所と電子書籍サービスの“ブックウォーカー”ミニッツブック編集部が共同で実施、6月27日に結果を発表しました。
↑電子書籍と紙の書籍の、1回の読書時間の比較。平均時間は電子書籍が18分に対して、紙の書籍は34分。全体的に、電子書籍のほうが短い時間に寄っていることがわかります。 |
この調査結果からは、スマートフォン等で読む電子書籍の1回あたり(1冊あたりでなく)の読書時間は平均約18分。それに対して、紙の書籍の1回の読書時間は約34分で、スマホで本を読む時間は紙の本の約半分であることがわかりました。
スマートフォンなら、紙とは違ってちょっとした短い移動時間でも気軽に本が読めるからとか、本を読んでいる途中にメールやSNS等の通知が来ちゃうので結果として短くなるとか、スマホの画面では長時間本を読むのがしんどいとか、いろいろな理由があると思います。
18分ということは、1分=600字換算で1万800字。これは新書なら20ページと少しという感じです。これくらいの規模で、内容も軽い電子書籍が好まれるのかもしれません。
ほかにもこの調査では、スマホの利用内容と空き時間の長さの関係や、電子書籍を利用するうえでのネック、電子書籍と紙の書籍でそれぞれの購入しやすい価格などを調べています。詳細については、以下のサイトをご覧ください。
「スマートフォン読書調査」結果のお知らせ(外部サイト、PDF)
■関連サイト
角川アスキー総合研究所
カドカワ・ミニッツブック
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります