6月25日、ソニーモバイルは『Xperia Z Ultra』やスマートウォッチの後継モデルなどを発表した。まずは6.44インチという超巨大なディスプレーを搭載する『Xperia Z Ultra』を写真で見てみよう。
Xperia Zシリーズの一員となるXperia Z Ultra |
ソニーは今年、最高の機能と体験を提供するスマートフォン『Xperia Z』、そして10.1インチで世界最薄という使いやすさを追求したタブレット『Xperia Tablet Z』を発売した。今回発表された『Xperia Z Ultra』はより大きい画面をスマートフォンに求めるユーザー向けの製品として開発された。
Xperia Z Ultraを発表する鈴木国正代表取締役 |
サイズは大きめながらも6.5mmという薄さで、そして凹凸のないすっきりとした左右対称のオムニバランスデザインを採用。スーツの胸ポケットにも収めることができるとソニーモバイル代表取締役社長、鈴木国正氏は語った。
Xperia Z Ultraは世界最大サイズのスマートフォン |
Xperia Z Ultraの本体サイズは179.4x92.2x6.5mm。重量は212g。CPUはSnapdragon 800でクアッドコア2.2GHz。Android OS 4.2を搭載し、メモリーはRAM2GB/ROM16GB、マイクロSDXCカードは64GBまで対応。ディスプレーは6.44インチ(1080x1920ドット、344ppi)。
Xperiaシリーズと共通の電源ボタンデザイン |
右側面には大型で丸い形状の電源ボタンを配置。これは最近のXperiaシリーズが採用しているものと同じデザインで、このボタンを見るだけでこれがXperiaとすぐにわかるだろう。
防水・防塵もばっちり対応 |
防水・防塵性能はIP55/IP58。本体側面上のヘッドホンジャックはキャップがないものの防水となっている。ヘッドホンを日常的に使う人にはうれしい設計だ。
迫力ある巨大サイズながらも持ちやすい |
6インチを大きく超える6.44インチサイズは小型タブレットとも呼びたくなる大きさだ。アイコンは横に5列が並ぶ。だが6.5mmという薄さのおかげで実際に持ってみるとそれほど重さは感じられない。
カメラにはソニーの積層型CMOSセンサー“Exmor RS for mobile”を採用し、画素数は8メガピクセル。『Xperia Z』や『Xperia A』よりも画素数は低いが、HDRビデオを利用できるのは同じだ。
ブラックモデルの背面 |
背面にはNFCのロゴとカメラがあるだけのすっきりした仕上がりになっている。
ホワイトモデルの背面 |
こちらはホワイトモデル。なおXperia Z同様、紫モデルも販売予定となっているが、新製品発表会で展示されていたのはこの2色のみだった。
息を呑む美しさのディスプレー |
Xperia Z UltraはXperiaシリーズとして初の“トリルミナスディスプレイ for mobile”を採用。加えて“X-Reality for mobile”も搭載することで、ディスプレーは細部まで美しく表示される。
市販のえんぴつやペンでも画面タッチが可能 |
またディスプレーは鉛筆やボールペン、スタイラスペンなどにも反応する。スマートフォン用に販売されている専用のペンではなく、市販のものが利用できるため紙のノートの感覚でXperia Z Ultraの画面に手書き文字を入力できる。もちろん画面のタップなどの操作も可能だ。
手書き文字入力にも標準対応 |
またドローイングだけではなく文字入力も手書きに対応する。英語は筆記帯での入力にも対応している。手書きはほかの国の言語にも対応しており、日本語など追加で手書きを利用したいときは入力パッケージを別途ダウンロードして利用する。
片手でも入力しやすいソフトキーボード |
ソフトキーボードは片手入力用のモードも備えており、左右どちらかに寄せて配置することで片手だけでの入力もできる。
Walkman、Album、MovieのXperia用アプリ |
Xperia Z Ultraを特徴付けるのがソニーならではの専用アプリ。Walkman=音楽、Album=写真/動画、Movie=映画と、3つの専用アプリがインストールされている。
クラウドとストレージのデータを一括表示 |
Albumアプリでは本体内、外部ストレージ、そしてソニーのクラウドアルバムサービス“PlayMemories”の写真や動画が一括で表示され、それぞれシームレスに再生したりシェアが可能。Walkmanアプリ、Movieアプリも同様に自分で作成・購入したコンテンツをまとめて管理可能だ。
多彩な撮影モードを持つカメラ |
カメラは“Exmor RS for mobile”を採用し暗所での撮影にも強い。カメラ性能はメインカメラが800万画素、サブカメラが200万画素。
LTE/W-CDMA/GSMに対応 |
通信方式はW-CDMAとGSMに加え、LTEにも対応。対応周波数は販売国により若干異なる仕様となる予定。なおネットワークモードはLTE固定はできず、3Gのみ、2Gのみ、2G/3G、2G/3G/4Gの4つのモードが選択できる。
小型化されたクレードル |
専用クレードル『DK30』は本体と比較しても十分小さく、手の平に乗る大きさ。クレードルを毎日持ち運ぶこともできそうだ。
マグネット式の充電端子で接続 |
本体とクレードルはマグネット式の充電端子で接続されるため、装着もワンタッチで簡単に行なえる。
日本での発売は未定 |
Xperia Z Ultraの発売は今年第3四半期の予定。ヨーロッパやアジア、そして中国での販売が予定されているが、日本への投入については現時点では一切未定とのこと。
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