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いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー

2013年07月31日 18時00分更新

 6.44インチというスマホ最大ディスプレーを搭載しながら、薄さわずか6.5ミリを実現した驚異のAndroid機『Xperia Z Ultra』。駆逐系男子も進撃系女子も注目間違いなしの本機を徹底検証します!

手帳サイズ?
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー

 『Xperia Z Ultra』を初めて見たとき、なにかと似ているなーとロッカーを引っ掻き回したら、見つけました。知る人ぞ知る『測量野帳』とほぼ同じサイズなんですね。『Xperia Z Ultra』が大きすぎて使いにくいと思う人が多いかもしれませんが、50年以上野外での筆記に愛されてきた『測量野帳』とほぼ同サイズなのですから、持ち運びに不便なことなんてあるわけありません。

 さて、それでは電源を入れてみましょう。

日本語ロケールが用意されてます
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
メニューも完全に日本語化されました
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー

 起動後の言語選択で日本語を選ぶだけで、あっさりとメニューまで含めて日本語表示されます。フォントはACCNが苦手な中華フォントではないですね。私は中華フォントは味があって好きなんですけども。

すっきりしたホーム画面
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
余計なアプリはありません
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー

 起動直後のホーム画面、アプリ一覧画面を見たところ、国内で販売されているキャリア端末のように余計なアプリはほとんどインストールされていません。各キャリアが独自のアプリを用意すること自体はよいと思いますが、インストールするかしないかは、初回起動時に選べるよとうれしいですね。

POBox Touchがプリインストール
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
縦QWERTYも打ちやすいです
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー

 Xperiaシリーズは海外端末であってもPOBox Touchが利用できるのがうれしいところ。『Xperia Z Ultra』ほどの大きさがあると、縦QWERTYでも非常にスピーディーに入力が可能でした。

 さて、それではさまざまなアプリがどのようなサイズ感で表示されるのか試してみましょう。

ブラウザー
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
電子書籍
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
動画再生
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
ゲーム
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー

 ブラウジング、読書、映画鑑賞、ゲームをしばし試してみましたが、これまでのスマホとは別世界の体験を得られる……というのが率直な印象です。特に動画やゲームを楽しんでいるときに感じましたが、額縁が非常に狭いので、まるで映像そのものを指でつかんでいるような感覚なんです。

 これだけ大きな端末だと、ペンで書き込みなどもしたいもの。戯れにいろんな筆記具を試してみましたが、なかなかおもしろい結果が得られました。

Sペン→×
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
VAIOスタイラス→△
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
芯ホルダー→○
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
鉛筆先端→△
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
鉛筆後端→○
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー

 どのような材質で反応よく書けるのか、まだ確信を得られていないのですが、どうやら非プラスチック系の材質で、先端の設置面積が広い筆記具との相性がよいようです。ともあれ、上記のテストのように、鉛筆後端で反応よく書けるので、皆さんの身の回りの筆記具でも適したものがすぐ見つかるのではないでしょうか?

 一方ちょっとガッカリしたのがカメラ画質です。

リアカメラ
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
フロントカメラ
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー

 週アスPLUSの仕様上の制限で縮小された画像ではあまり目立たないかもしれませんが、室内で撮影した際、リアカメラ、フロントカメラともに、画像を拡大すると精細感が乏しく感じられました。800万画素とは言え、ノイズを抑えつつ、もう少し精細感がほしいところです。

 最後に定番ベンチマークの値を見てみましょう。

『AnTuTu 安兎兎ベンチマーク』
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
スコア:30971
『Quadrant Standard Edition』
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
スコア:16466
定番ベンチマークで比較
  GALAXY S4 SC-04E GALAXY Mega 6.3 Xperia Z Ultra
AnTuTu 安兎兎ベンチマーク 22892 13447 30971
Quadrant Standard Edition 12076 7021 16466

 

 クアッドコアCPUを搭載した『GALAXY S4 SC-04E』、デュアルコアCPUを搭載した『GALAXY Mega 6.3』と比較してみましたが、そのパフォーマンスは圧倒的です。さすがに『Snapdragon800』(2.2GHz、クアッドコア)だけに、処理速度の点で不満を感じるシーンはほとんどないでしょう。

問題は…
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー
サイズを許せるかですね
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー

 ビューワーとしては非常に優秀で、縦QWERTY入力などもしやすい『Xperia Z Ultra』。となると、やはり弱点となりうるのは“電話”としての使い勝手です。

電話はちょっとしにくいかな…
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー

 編集部の久保嬢に電話をかけるポーズをとってもらいましたが、率直に言って違和感ありまくりです。

尻ポケットに無理なく入りますよ
いまこの瞬間欲しくなる『Xperia Z Ultra』実機レビュー

 とは言え、比類なき画面サイズを実現しつつ、尻ポケットにすっぽり入る『Xperia Z Ultra』はあまりに魅力的。国内正式発売を熱望しつつも、周囲をギョッとさせるその迫力故に、いまこの瞬間欲しくてたまりません!

●おもなスペック
OS:Android4.2
CPU:Snapdragon800(2.2GHz、クアッドコア)
メモリー(RAM):2GB
内蔵ストレージ:16GB(マイクロSDXC対応)
ディスプレー:6.44インチ液晶(1080×1920ドット、342dpi)
カメラ:リア約800万画素、フロント約200万画素
バッテリー容量:3000mAh
通信:LTE、3G(HSPA+)、GSM
サイズ/重量:92.2(W)×6.5(D)×179.4(H)mm/212g

●関連サイト
製品公式サイト(英語)
EXPANSYSジャパン
製品販売サイト(EXPANSYSジャパン)

※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。

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