海外ではここのところ「世界最薄」を謳う製品が次々と発表になっています。ファーウェイが6月18日に発表したスマートフォン『Ascend P6』も、発表時点では6.18mmと他社の追従を許さぬ薄さ。それでいてスタイリッシュなデザインは女性にも受けそうです。
薄さとエレガントとパワーを秘めたAscend P6 |
6月18日にイギリスで行なわれた発表会では『Ascend P6』の薄さだけではなく、エレガントなデザイン、そしてクアッドコアCPUを搭載するパワーを製品特徴としてアピールされていました。ディスプレーは4.7インチ、720p(720×1280ドット)なのが若干残念なところ。本体は6.18mmの超スリムな厚みなのでポケットやカバンのなかなど、どんなところでも収納できてしまいそう。
テーマ1000種類でカスタマイズが楽しい |
デザインやスペックに目を奪われてしまう『Ascend P6』ですが、実は中身のカスタマイズも自由にできるのです。特に待ち受け画面やアイコンをセットで変更できるテーマは、実に1000種類以上を自由にダウンロードして使うことができます。3年間毎日変更できちゃうだけのテーマを無料で提供するなんて、ファーウェイも太っ腹です。
オーソドックスなブラックとホワイト |
『Ascend P6』は3色展開。ブラックとホワイトはスマートフォン標準とも言えるオーソドックスな色。正面にボタン類がないすっきりしたデザインですが、ファーウェイによると“紙”をデザインコンセプトに置いているとのこと。手に持ってみるとたしかに薄く、そしてボタンなどが手に当たらないため、紙と言うのは言い過ぎですが、とても薄い板を持っている感触です。
6.18ミリの厚さはかなり限界かも |
側面にはボリュームボタンなどが並びますが、SIMやマイクロSDのカードスロットはギリギリ収まっている感じですね。技術的にはもっと薄くすることはできるのかもしれませんが、そうなると側面にカードスロットを配置するのは無理でしょう。
背面はメタル削り出し仕上げ |
本体は強度を保つために金属素材を多用し、背面も金属板1枚を使っています。ブラックモデルは削り出したままのような表面仕上になっているため、まるで金属の板のようなイメージ。他社のスマートフォンのブラックモデルとは一味違う感じです。
女性のためのピンクバージョン |
そして3色目としてピンクバージョンもあるのが『Ascend P6』の特徴。淡いピンクは派手さはなく、落ち着いたイメージが上品さを出しています。
フロントカメラも女性の利用を意識 |
『Ascend P6』は背面に800万画素のメインカメラを搭載しており、新しくなった“IMAGESmart Engine”を採用したことで高精細な撮影が可能。さらにはフロントカメラも500万画素と高画素。これは自分撮りをよくする女性のために高画素なセンサーを搭載しているのです。このフロントカメラにはワンタッチで利用できる“Beauty Level”機能も搭載。画面上のスライドバーを動かすことで、最大10歳まで若返った表情の写真を撮影することができるそうです。
カラフルなカバーやケースも期待できる |
さてスマートフォンを買ったら自分好みに外見をカスタマイズするカバーを買う人も多いですよね。でも何百何千種類とカバーがあるiPhoneに比べ、ほかの機種ではその数もわずか。そもそもカバーが出てこない機種もあります。その点この『Ascend P6』は純正で透明カラーやバンパータイプ、革ケースタイプなど様々なものが発売予定とのこと。
日本語ロケール搭載、日本投入は? |
『Ascend P6』は今月から中国、来月からヨーロッパ19ヵ国で販売が始まります。発表会では日本での発売に関しては一切の情報がありませんでした。でも『Ascend P6』は日本語ロケールを標準装備しているので、日本での発売を期待したくなってしまいます。ただ3Gのみの対応なので日本向けには出てこないでしょうか?
「LTEですか? 秋にはやりますよ!」 |
ファーウェイ・デバイスのチェアマン、リチャード・ユー氏によると「現在はまず3G版を投入、LTE版ももちろん追って発売する」とのこと。この厚みではワンセグやおサイフを載せることは難しいでしょうけど、もしかしたらLTE版は若干厚みをもたせてそれらを載せる、なんてこともできるかもしれません。この夏に海外旅行に行かれる人は、現地で『Ascend P6』を見かけることがあったらぜひその薄さを体感してみてください。
山根康宏さんのオフィシャルサイト
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