870グラムでフルHDタッチ液晶搭載!!
ハスウェル世代の欲張りウルトラブック
『VAIO Pro 11 SVP11219CJS』
●ソニー
●実売価格 16万円前後
モバイラーの夢を叶えた800グラム台の実用PC
VAIOノート新シリーズは、CPUに“Haswell(ハスウェル)”こと第4世代コアiCPUを搭載した、ウルトラブック。タッチパネル対応の11.6インチ液晶込みで約870グラムとウルトラブック最軽量機でありながら、メインPCとしても使えるほど高い実用性を備えている。超軽量PCでは半ば宿命的弱点だった、画面の美しさやバッテリー駆動時間、操作性といったポイントをことごとく解消している。
↑タッチパッドにNFCを内蔵。対応スマホからURLを送信すればPCでそのURLを表示できる。 |
とくに特筆すべきは液晶で、フルHDの高い解像度と精細感、IPS液晶ならではの高コントラストと広視野角に加え、“トリルミナスディスプレイ”と名付けられた広色域技術により、深みのある色表現も得意としている。写真を『iPad Retinaディスプレイモデル』とで見比べてみたが、フルHDながら肉薄していると感じた。
バッテリー駆動時間は実測で8時間11分と非常に長い。キーボードのキーピッチは17ミリで、フルサイズの19ミリに比べて若干狭いが、変則的な配置などはなく、軽めながらクリック感のあるキータッチと合わせ、慣れれば高速入力も十二分に可能だ。
新Airとは高いレベルのライバル関係に
本機のライバルとなるのは、新型MacBook Air11インチモデルだろう。実際に比較する前は、価格の安さやGPUと性能、SSD速度などでAir有利かと思っていたが、実際に持ってみると、それを覆すほどの体感重量差があった。
↑バッテリー駆動時間では、省電力性の高い"Haswell"CPUの本領発揮。対して875グラムとほぼ同じ重さのLaVie Zは13.3インチと液晶は大き目なものの3時間以上差がついたのは驚異的。 |
↑Ivy Bridgeのコアi5、MacBook Airとほぼ同等のスコアーとなった。CPUの定格クロックが低めのHaswellはターボブースト時のクロックが高くなるため、実利用時の性能は上と考えられる。 |
↑本体の背面側にスピーカーを装備。音圧を高めるソニーの独自機能"xLOUD"を採用。 |
気になる耐久性は、天板と底面の素材にUDカーボンを採用し、しっかり確保。デザインもVAIO FitやZシリーズの良いところ取りのように、とにかく隙がない。上位モデルの13インチモデルのみ搭載されたPCIエクスプレス接続の高速なSSDが欲しかったところだが、モバイルノートにおけるひとつの到達点と言えるほどの完成度をもったモデル。ヘビーモバイラーだけでなく、女性や学生にも自信を持ってオススメできる。
●SPEC
CPU Core i5-4200U(1.6GHz)
液晶ディスプレー 11.6インチ(1920×1080ドット)
メモリー 4GB(最大4GB)
ストレージ 128GB SSD
通信機能 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0 + HS、NFC
OS Windows8(64ビット)
サイズ/重量 285(W)mm×197(D)×17.2(H)mm/約870g
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