6月といえば台湾・台北で開催されるCOMPUTEXの季節。今年も取材にやってきました。会期前日の6月3日には台湾メーカーを中心にさっそく各社から魅力的な新製品が発表されています。
光華商場はHTC Oneの広告がデカイ |
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それらの新製品はすぐには買えないので、ひとまず台北の電脳ビル“光華商場”に向かい、なにか面白いものがないか探索してみました。ちなみに光華商場の正面入り口上部には今年もHTCが巨大な広告を出しています。HTC Oneはいま台湾でも大人気なんですね。
PadFoneがスマホとしてフツーに売ってる |
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PC系ビルの光華商場もここ数年はタブレットやスマートフォンの取り扱いが増えています。売られているスマートフォンもHTCなど台湾メーカーのものが多く、ASUSのPadFone2、PadFone Infinityも普通に見かけます。しかも合体するタブレット型ステーションなしで、スマートフォンとして売っているお店も多くありました。ほかの国ではセット販売が基本なのですが、地元台湾ではひとまずスマートフォンとして買って、タブレットにしたい人は別途ステーションを買い足すのでしょう。
中華スマホもじわじわ増えている |
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また無名ブランドのスマートフォンも数が増えています。いずれも中国から輸入された中華スマートフォンのようです。お値段はクアッドコアCPUモデルで3万円以下と結構安め。とはいえあまり売れている様子はなく、やはり台湾では地元メーカーの製品を愛用している人が多いように感じました。地下鉄乗ってもHTCユーザーをよく見かけます。
スマホビルでなにか買おう |
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お次は西門にある“獅子林ビル”でスマートフォンを物色しましょう。ちなみにここは角にソニーのスマートフォン専門店があり、Xperia Zなどが人気でしたが、この向かい側には大型のソニーストアも出来ています。ソニー人気がじわりと押し寄せてきているのかも。
相変わらずスマホ屋が密集 |
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店内の雰囲気はいつ行っても変わりません。小規模な個人経営のお店からメーカーの代理店まで様々なお店が密集しています。でも時代を反映してか、ノキアのお店はちょっと元気がなさそう。一方サムスンのGALAXYシリーズはどのお店でも取り扱っていますし、ファーウェイのスマートフォンも数が増えています。
見たこともないスマホ発見! |
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また中古を扱う店のラインナップもスマートフォンが増えています。手軽に現地端末を買うならAndroidの中古をお安く買うのもいいかもしれませんね。そんなことでお店をいくつか回っていたら、新品なんだけどちょっと扱いが怪しそうなお店に見たこともないスマートフォンを発見。iPhoneやGALAXYに混じって置かれているその端末には、“SKY”と書いてあります。
これはパンテックのスマホらしい |
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SKYって韓国ではパンテックのスマートフォンブランド名ですが、他国ではSKYは使わずパンテックのメーカー名がそのまま使われています。日本でもauからパンテックのスマートフォンは何機種か出ていましたよね。しかしここ台湾ではなぜかSKYの名前でこんな製品が出ているのです。モデル名はPLANET。
4:3の画面アスペクト比 |
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SKY PLANETの最大の特徴は4:3の画面アスペクト比。サイズは4インチで、5インチ4:3のOptimus Vuを一回り小さくした雰囲気です。このアスペクト比は結局他社からは出てこなかったのですが、まさか同じ韓国のパンテックが台湾でこっそり出しているとは思いませんでした。
なぜか日本語ロケール標準装備 |
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しかもうれしいことに日本語ロケールを搭載。買ってそのまますぐに日本語表示ができます。OSはAndroid 2.3、4インチ800×600ドットディスプレー、1GHzシングルコアCPUとスペックはちょと古めではありますが、電子コミックを読むサブマシンとしては十分ありかも。
二度と出会えない気がして思わず購入 |
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このスペックでこれからほかの国で発売されることもなさそうですし、ここで入手しないと二度と買うことはできそうにありません。実売価格は3600台湾ドル前後(1万円ちょっと)なので思わずお買い上げ。
インドのスマホが台湾で発売中 |
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ほかになにかないかなとショーケースのなかを探してみると、G'FIVEというメーカーのスマートフォンを発見。G'FIVEってのはインドや東南アジアで携帯を販売しているメーカーですが、台湾のような先進国で見かけることは非常にめずらしい。
ノキアのLumiaのようなカラフルボディー |
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しかもボディーカラーは黄色や赤などでカラフル。いかにもインドって感じかもしれませんが、色合いからしてノキアのLumiaを真似したようにも思えます。ま、そのあたりは大目に見てあげましょう。
お値段6600円、全色買いたいかも! |
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スペックはやはり低く4インチHVGAディスプレーにCPUが1GHz、OSはたぶんAndroid 2.3ですが、3GとGSMのデュアルSIM仕様。しかもお値段は処分価格2000台湾ドル(約6600円)でした。これは思わず全色集めてしまいたくなるレベル。筆者は手持ちのLumiaと合わせて黄色を購入しました。
台湾キャリア、中華電信のスリー・トップ |
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最近はキャリアブランドの独自スマートフォンも増えているようで、このほかにも他国では販売されていない端末が台湾では売られているようです。COMPUTEX会場にもそんなメイド・イン・タイワンのスマートフォンがたくさん展示されているといいのですけれどね。がんばって取材してこようと思います。
山根康宏さんのオフィシャルサイト
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