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ワンタッチで保護フィルムを貼れる機械! CTIA2013で見かけた面白グッズ

2013年05月29日 12時00分更新

 アメリカの通信キャリア主催の通信イベント“CTIA Wireless 2013”が今年も5月に開催されました。今年は大手端末メーカーの出展はゼロと、スマートフォン好きにはちょっと寂しいイベントとなりましたが、アクセサリーメーカーや中国メーカーなどを中心に面白い出展もいくつか見られました。ちなみに昨年のレポートはこちら。

CTIA2012:山根博士がキュンキュンした変わり種スマホ&グッズたち

謎の防水携帯専門メーカーが出展
ワンタッチでフィルムも貼れる! CTIA2013で見かけた面白グッズ

 今年も中国のOEM端末メーカーが多数出展していましたが、各社スマートフォンも1000台程度から手がけてくれるとのことで、お金さえあれば自分ブランドの製品も作れちゃう時代なんですね。そんなメーカーたちのなかでもこちらのブースはちょっと異色。なんと防水端末専業だそうです。もちろんスマートフォンも用意。クアッドコアCPUにIP67の防水防塵スマートフォンのほか、7インチタブレットも同様に防水仕様。そういえば防水端末って去年も結構出展されていましたけど、実は海外でも需要あるのかな?

水に浸けての展示は目を惹く
ワンタッチでフィルムも貼れる! CTIA2013で見かけた面白グッズ

 端末は特製の升目形の水槽に入れて展示されていました。これだけでも結構来場者の目を惹いていたのですが、実際に商談をするお客さんも多かったようです。やはりスマートフォンの引き合いが多いのか、スマートフォンはつねに商談の場に出されていたのでじっくりと写真を撮ることができず。いつかこんな製品が日本でも出てくると面白いですねえ。

スマホじゃないのがもったいない! クールなQWERTYキー端末
ワンタッチでフィルムも貼れる! CTIA2013で見かけた面白グッズ

 こちらは金属ボディーのQWERTYキーボード端末。南米向け端末メーカーUnnectの『Shell』という製品。ザンネンながらスマートフォンではなく、しかも3Gにも非対応。両方対応させたら海外でも売れるのに! …ってブースの人に話したら「コストが高くなっちゃうからねえ」ですって。現地ではこれで数千円で売っているらしく、手軽にメッセージを送りたい人向けの製品だそうです。でもこのメタリックボディーは意外と高級感あるので、ぜひスマートフォン化して世界中に投入してほしいものです。

VERTUのライバル! 台湾のラグジュアリースマホ
ワンタッチでフィルムも貼れる! CTIA2013で見かけた面白グッズ

 面白そうな端末はこれくらいかなぁと思いながら会場を回っていたら、輝きが美しいスマートフォンを並べているブースがありました。台湾のKing Slideというブランドの製品で、交換可能な金属ボディーが特徴の高級スマートフォンとのこと。発売は今年の夏を予定。価格は“手を伸ばせば買えるレベル”とのことで、人とは違ったスマートフォンが欲しい人にもいいかもしれません。

今すぐ売ってくれ! 電子ペーパースマートウォッチ
ワンタッチでフィルムも貼れる! CTIA2013で見かけた面白グッズ

 アクセサリー類も面白そうなものを探してみましょうか。さっそく見つかったのが台湾SonostarのBluetoothスマートウォッチ。AndroidおよびiPhoneとペアリング可能で、電話やメッセージの着信を教えてくれます。電子ペーパーなので電力をあまり食わず、湾曲したパネルとして作れるので腕への装着感もバツグン。しかもディスプレー表面はタッチパネルなので、Facebookの“いいね!”を押すこともできちゃいます。発売は夏ころの予定。展示は動作しないデモ機でしたが「6月のComputexには動くものを出すかも」とのこと。来月は台北にいじりに行ってこよう!

保護フィルム貼りの悩みを一発解消!
ワンタッチでフィルムも貼れる! CTIA2013で見かけた面白グッズ

 さて会場で一番多かったのはスマートフォンのケースや保護フィルムの展示。保護フィルムって貼るのにいつも苦労しちゃいますよね。ホコリが入らず成功と思ったら曲がっちゃったり。お風呂で裸族になって貼り付ける人もいると思いますが、これさえあれば誰でも簡単に貼り付けできるマシンが展示されていました。この装置はアクセサリー屋さんなどがお店に置いておくもので一般売りはしないとのこと。

ワンタッチで保護フィルムが貼れちゃうとは!
ワンタッチでフィルムも貼れる! CTIA2013で見かけた面白グッズ

 まずは専用の台に、各機種別のアタッチメントを取り付け、その上にスマートフォンを乗せます。次にその機種用の専用フィルムを袋から取り出します。フィルムにはラバー状のヘラが付いており、アタッチメントの窪みにはまるのでフィルムが曲がりません。その状態でヘラを上に引き上げていくと、台紙部分がはがされつつ、フィルムが端末のディスプレーに貼り付けられていくのです。

仕上げに上部のフィルムを左右に剥がすだけ
ワンタッチでフィルムも貼れる! CTIA2013で見かけた面白グッズ

 このあとで、ディスプレーの上半分中央に切れ目の入ったフィルムが残るので、その部分を押しながら剥がすと空気が入ることなく前面にフィルムが貼り付けられます。まるでマジックを見ているようですが、これさえあればもうフィルム貼りの失敗はなさそうです。ぜひ日本でも売って欲しいですねぇ。その鮮やかな手際は動画で見てください。

ディスプレー保護フィルムを貼る機械

ブルー・ケースって一体何なのよ
ワンタッチでフィルムも貼れる! CTIA2013で見かけた面白グッズ

 そして陽気なガイジンさん(まぁここはアメリカだからみんなガイジンですけど)が声高々に「スマートフォン時代の必需品だよ」と売っていたのがBlue Caseという代物。スマートフォンアクセサリーってことだしどんなものかかなり気になります。

Bluetoothヘッドセットのケースでした
ワンタッチでフィルムも貼れる! CTIA2013で見かけた面白グッズ

 ということで手に取ってみると、そこにはBluetoothヘッドセットが入っています。充電でもできるのかな? あるいは防水機能でもあるのかな? …と思ったら「なくさないように持ち運びできるケースだよ。腰にも付けられるしとても便利だろう! 2個買うとおまけするよ」といきなり売りつけられちゃいました。まぁアイデア商品として十分ありだとは思いますけどね、スマートフォン時代に必須…ってほどのものでもないですよね(笑)。

今年も見かけたサボテン型アンテナカバー
ワンタッチでフィルムも貼れる! CTIA2013で見かけた面白グッズ

 アメリカの展示会というとCESが有名ですが、CTIA Wirelessはじゃっかん南米寄りな展示が多かったりと結構面白いものです。来年もきっと面白い出展がたくさんあるでしょう。いまから楽しみにしたいと思います。

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

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