ゴールデンウィークも終了しちゃいましたね。海外旅行先でプリペイドスマートフォン買ってウハウハ楽しんできた人も多いのではないでしょうか? 筆者はちょっとのんびりしたくなって、東南アジアにあるラオスの首都、ビエンチャンへ行ってきました。
「世界一なにもない首都」と言われるビエンチャン |
ビエンチャンの情報をネットで調べると「とにかくなんにもない」、「お寺ばかりでお店が少ない」、「エスカレーターに乗るのに苦労する人がいる」などなど、一国の首都とは思えない情報ばかりが入ってきます。でもSIMカードは買いやすいらしいし、街なかに入ってみるとあちこちに携帯電話のアンテナが立っています。モバイル環境は悪くないんじゃないのかな?
唯一の大型ショッピングモールも小さい |
ビエンチャンでもっとも大きいショッピングモールが“タラートサオ”。ここは新館と旧館の2つがありますが、フロアは3階建てでお店の数もあまり多くありません。でもここの一角に携帯屋が密集しているのでモバイラーならぜひ立ち寄りたいところ。というかここ以外にまとまってお店があるところはほかにないんですけどね。
まともな端末はあまり売ってない |
そこには携帯を売っているお店が20店舗くらい入っています。でも扱っている商品を見るとほとんどが中華系の怪しいフィーチャーフォン。ノキアやサムスンのロゴの入った製品もあります。もちろん正規のノキアやサムスン端末もあるのですけど、ここで買おうとは思えない雰囲気。クレジットカードはもちろん使えません。
ここでiPhoneを買うのは勇気がいるなあ |
なかにはアップル専門店らしきお店もあります。モノはちゃんとしたものらしいのですが、数万円もするものをここで買うのはちょっとためらっちゃいますねぇ。SIMロックフリーとはいえ、iPhoneを買うなら素直にほかの国へ行ったほうがいいでしょう。
各キャリアが“イエデンワ”を発売中 |
また目立っていたのが“イエデンワ”。いずれもGSM方式に対応しており、各キャリアがそれぞれ販売していました。SIMロックがかかっているので価格は20万キップ前後(2500円くらい)。ラオスじゃ珍しくもなんともない製品なんですねぇ。お土産にいかがでしょうか?
SIMカードは自由自在に買える |
一方SIMカードは携帯屋のどこでも売っています。大体SIMカードが2万から3万ラオス・キップ(300~400円くらい)。これにお金をチャージして使います。もちろん3Gもデータ通信も問題なく利用可能。使い方の詳細はこちらの記事が参考になります。てなことでラオスでは端末は買わずにSIMだけ買うのがいいのかも。
【SIMフリースマホと27日間世界一周 3】ラオスの屋台はまぼろしと消えた
中国マーケットにも行ってみた |
しかし唯一の大型ショッピングモールの状況がこれでは街なかの携帯屋の品揃えも想像できるってもの。では郊外にある中国からの輸入品を扱うマーケットならもっといろいろな携帯やスマートフォンが売っているかもしれません。郊外といっても空港のそば。市内から10分ほどの場所にあるのがその“三江国際商城”というマーケット。そこには携帯専門の建屋もありました。プレハブですけどね……。
品揃えはやっぱり同じだった |
期待に胸を膨らませてなかに入ってみたのですが、お店の数は10数軒。並んでいるのはやっぱりニセモノ系がメイン。正規品もあるのですけど種類は数えるほどしかありません。うーん、ドバイで行った中国モールは巨大だったし面白い製品がいろいろあったんだけど、ビエンチャンではこの程度が限界なんでしょうか。なお楽しかったドバイの状況は以下の記事でご覧ください。
こんな立派な家電店を発見! |
さてほかにめぼしいショッピングゾーンがないビエンチャン。ホテルに戻ってからショッピングモール“タラートサオ”あたりを適当に歩き回ったところ、“K PLAZA”というお店を発見。名前と広告から“K”はKoreaの略ということで、サムスンとLGの製品をメインに扱うお店のようです。高級車で乗りつけるお客さんもいるなど、ここはいままで行ったショッピングエリアとはかなり異なる場所みたいだぞ。
クレジットカードも日本語もOKだとぉ? |
階段を上がってお店に入ろうとすると、入り口には「日本語できます」って看板が。マジですか? しかも各種クレジットカードのステッカーが。ビエンチャンに来てひさしぶりに見たよ君たち! 店内を見るとほかの国ではフツーにある家電店なのでしょうが、ここビエンチャンで見るとまるで別の世界に来たような錯覚を覚えます。
GALAXY S4売ってる! ホンモノだ |
携帯電話はサムスンのスマートフォンが最上位機種も含め広いテーブルに実機を多数展示。訪問したのは5月1日ですが、GALAXY S4もオクタコア3G版のラオス正規品が売られているじゃーありませんか。ちなみにお値段は540万キップ(約7万円)でした。ビエンチャンでまともな製品を買いたかったらここに来るのがベストかもしれませんねえ。
ここは携帯ストリートのようです |
場所はタラートサオを、携帯屋の入っている裏側から出て、目の前のバスターミナルとの間の大通りを北上し、ドランパン通りに当たったら右折してすぐです。このK PLAZAの先にはちらほらと携帯屋があるので、ここがビエンチャンの携帯ストリートなのかも。ま、道沿いの携帯屋の品揃えはほかと変わらないので期待しちゃだめよ。
ノ、ノキア! 巨大看板に卒倒しちゃう |
そのドランパン通りをしばらく行くと、突如巨大なノキアの看板が見えてきます! これはラオスのノキア正規代理店“LTH”社の倉庫とカスタマーセンターらしいです。最近は海外でもノキアの広告を見かける機会が減っちゃいましたが、ここまでデカイのを見るのはひさしぶりな気がします。ノキアマニアはビエンチャンに行ったらここで記念撮影は必須です!
のんびりできるのに電波はバリ3なビエンチャン |
とまぁなにもないようでそれなりになにかがあったビエンチャン滞在でした。スマートフォンの買い物はイマイチですが、街なかの3Gの電波の入りはよくネット環境は悪くありません。「日々の生活にちょっと疲れて現実逃避したいなー、でもスマートフォンは旅先でもちゃんと使いたいよなー」なんて人はビエンチャンに行くといいかもしれませんよ。
山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります