2013年4月27日、28日に幕張メッセで行なわれた“ニコニコ超会議2”、昨年は無料で入ることができた企業ブースも今年は有料内とあって、各社、ユーザー主体のブースに負けない展示やイベントで盛り上がった。その一部を紹介しよう。
■角川ブース
手前みそながら、まずアスキー・メディアワークスの展示がある角川グループから。だってミクさんが好きなんだもん。ここではあぴミクに千本桜のミクさんが等身大の姿でお出迎え。ブース内でも55インチのディスプレーにPVを上映したり、『小説 千本桜』などの書籍を展示。
その中でも特にすごかったのが、2012年8月に横浜の八景島で行なわれた『HATSUNE Appearance』の映像をスマホほどのサイズでちっさく再現したシステムを展示。手前にミクさん、奥に背景が表示されている。超会議2では超ボカロブースなどでも大きくボーカロイドを投影するシステムを展示していたが、このサイズに投影できるのは本当に驚き、これだったら会社のデスクにも置けちゃうので、欲しくなってしまった。
コスプレーヤーさんがミクさんのポストカードを配布。また、ステージでは人気声優のトークショーから、ドワンゴ川上量生会長の書籍、『ルールを変える思考法』(角川EPUB選書)の座談会が行なわれた。
■Windows 8 × ファイナルファンタジーXIV
“Windows8 × ファイナルファンタジーXIV”のブースでは、14社が提供するWindows 8マシンが設置され『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』のベータ版を体験できた。ステージにはテクニカルライターの髙橋敏也氏や中村悠一氏、立花慎之介氏などの人気声優が登場した。
コンパニオンはミコッテの姿に、さらにブースの一角では、ミコッテのメイクをしてもらえた。ミコッテのメイクをして超会議を楽しんでいる人も多く、かわいいネコ耳は昨年の超会議の『necomimi』を彷彿とさせましたね。ちなみに今年は、ニコニコテレビちゃんのアンテナカチューシャを販売してました。
■キマイラ
作家の夢枕獏氏が生涯小説とうたう“キマイラ”の新連載『キマイラ⻤骨変』の第1回を初日の6時間で生執筆。ブースには初日の6時間で400字詰めの原稿用紙25枚で1万字を書きあげるチャレンジ。ブース内は机にすずりなどが設置され、完全にここだけアナログなのだが、小物の置物など、なんとも荘厳な雰囲気だった。超会議での入口で、そばには大音量のブースもあり、とても集中できる状況ではないと思いきや、見事初日で原稿用紙25枚を書き上げ、2日目はブースがもぬけの殻になっていた。
■ドミノ・ピザ ジャパン
iPhone向けのピザ注文アプリ『Domino's App feat. 初音ミク』のミクコラボが話題になったドミノ・ピザでは、ブースで超会議限定の『ドミノ・ピザ×初音ミク オリジナルピザ』を販売。2ピース購入で、“初音ミク×ドミノ・ピザ 限定コラボステッカー”をもらえるということもあり、ミクさん好きが殺到していた。
クルーが初音ミクデザインのピザボックスとステッカーを持ってアピール。現在、都内を疾走している“HATSUNE Appearance” の初音ミク仕様のドミノバイクが会場に展示されていた。
■Simeji Powered by バイドゥ
超人気日本語入力アプリ『Simeji』のブースでは、生の食用しめじで日本語の文字変換が体験できる、世界初しめじへのプロジェクションマッピング“しめじェクションマッピング”ができるユーザー体験型のブース。4月1日のエイプリルフールネタ、本物のしめじに日本語入力アプリ『Simeji』の機能を搭載した『Simeji NEXT』を会場で再現してしまったのだ。
会場に設置されたAndorid端末でひらがなを入力して、実際に試してみました。すると、生の食用しめじに文字が吸い込まれていき、しめじから変換された文字があふれ出てきた。しめじにはマッピングが施され、色とりどりの様々な模様が常に入れ替わり、その先端から入力された文字が変換されまるで菌糸のようにいろいろな方向へ放出されていくのが興味深くなんとも幻想的でキレイだった。
ブースでは、巨大しめじのオブジェがお出迎え。また、“しめじェクションマッピング”を体験した来場者はその場で、Simejiキャラクターのマシケくんオリジナルクッションが当たるスピードくじに参加できた。筆者は残念ながら外れてしまいました。
■ローソン
Lチキやからあげくんの創作レシピコンテスト、パッケージデザインコンテストなど、超会議2に向けてさまざまなイベントを行なってきたローソンは、『魔法少女まどか☆マギカ』、『IA PROJECTカゲロウプロジェクト』、ニコニコテレビちゃんのコラボグッズなど多数のオリジナルグッズを販売。ローソンクルーあきこちゃんのコスプレーヤーも登場していた。また、“ヱヴァンゲリヲン新劇場版”とコラボした“ゆるしと”くんがブースを襲来して、かわいい真希波・マリ・イラストリアスのコスプレをした女の子もいっしょにブースで撮影を楽しんでいた。
会場ではボトルキャップを収集して、巨大アートを作成。集めたボトルキャップに色のついたシールを張って壁に表現、2日目の終盤には見事な綾波レイなどキャラクターを完成させていた。
■アトラス
ニンテンドー3DSの新作『真・女神転生IV』と『デビルサバイバー2 ブレイクレコード』がプレイアブルで出展。『真・女神転生IV』の限定版のグッズや、関連資料やキャラクターの衣装の展示に、作品の熱心なファンたちがじっくりと見物していた。
アトラスブースのコンパニオンさんの迫力は、おそらく今回の超会議でナンバーワンでしたね。
■ヤフー
現在、実施中のキャンペーン“サプリみたいな、アプリ”を会場でも実施。ヤフーサービスをまとめたアプリ『Yahoo! JAPANアプリ』のインストールでオリジナルグッズがもらえた。また会場に設置された総重量30キロの“超絶多機能スマホカバー”では、地図やゲーム、ニュースなどひとつのスマホカバーの中にヤフーアプリ同様にあらゆる機能を網羅。
■ファミリーマート
“初音ミク 5th Anniversary ミク LOVES ファミマ♪キャンペーン”の『初音ミク オリジナル電動スクーター』や“初音ミク de 桜ノ歌のキャンペーン”で作成した『“初音千本桜” オリジナルスカジャン』、キャンペーン商品などが一同に集まるミクさん好きにはたまらない空間に。
■日本エイサー
2日間、ユーザー生放送しっぱなしの“超ユーザー生放送”ブースを陰で支えていたのが、ブーススポンサーの日本エイサーだ。屋外でのニコニコ生放送に最適と『ICONIA W510D』を生主たちに紹介していた。そしてオリジナルのマスクをプレゼント、生放送をよくわかっているツボを押さえたプレゼントに思わずニンマリ。
■ウィザーズ・オブ・ザ・コースト
20周年を迎えるトレーディングカードゲームの元祖『マジック:ザ・ギャザリング』は、電撃MTG同好会の出張番組や有名プレーヤーの座談会を実施。会場には、iPad版アプリ『マジック2013』が操作でき、初心者に向けたレクチャーなども行われていた。
■関連サイト
ニコニコ超会議2
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります