世界最速LTEスマホや薄さとスタイルが自慢のデザインスマホなど多数の製品をグローバルに展開するファーウェイ。最近は高速ルーターの種類も増えていますね。
今回は南米向けのファーウェイ端末をご紹介 |
以前はキャリア向けのOEM品などミッドレンジやエントリー向け製品が多かったファーウェイも、いまではハイエンドスマートフォンを手がける大手メーカーとなりました。でも新興国や途上国など販売先によってはまだまだ低価格な製品も出しています。今回はこれまで発売された製品のなかから、南米市場で売られた特徴的な端末を2つご紹介しましょう。
コードレスフォンタイプの“イエデンワ” |
まずはブラジルとラテンアメリカで最大キャリアのVivo向けに販売されていたこちら。見た目はコードレス電話そのものですが、れっきとしたケータイ。そういやこのタイプのケータイは、以前ドイツでパナソニックのものを買いました。そのときの記事はこちら。
【IFA2011特別企画】ケータイ2台購入して探るドイツ・ベルリン最新モバイル事情
3G対応で日本でも使いたいぞ |
「え、また同じようなの買ったの?」と思われるかもしれませんが、今回のものはパワーアップしていますよ。なんてったってファーウェイ製ですからね。なんと通信方式はW-CDMA 2100/900MHzに対応。そう、こいつは3Gに対応しているんですよ。ってことは日本でも使えちゃうの? いますぐ技適取って日本で発売してほしー!
ミニUSBでも充電可能=持ち運べる |
製品名は『FC612E』。クレードル付属で簡単に充電できますが、本体下部を見るとミニUSB端子があってこちらからも充電可能。なのでこのまま持ち歩いて外出中に電池が切れそうになったらエネループなどをつないで充電可能。そう、ケータイとして持ち運びできるんです。まぁこんな大きい端末持ち運ぶ人なんていないでしょうけど。
USBモデムになるぞ |
機能はというと3G対応ながら通話とSMSだけ。Bluetoothも搭載していません。これじゃ使い道ないよなぁと思われるかもしれませんが、PCとUSB接続するとモデムになるんですよ。つまり通話もできるしデータ通信もできるってこと。これは意外と便利かもと思いきや、だったらスマートフォンのテザリングでもいいんじゃないのと突っ込まれそう。いやいやこのFC612Eはタダのケータイですから、電池の持ちがいいんですよ(たぶん)。
ベネズエラからやってきた黄色いハチ |
お次は黄色と黒のツートンカラーがどことなく蜂に見えないこともない、ベネズエラのキャリアmobilnet向けのスマートフォン、『Evolucion UM840』。これはフツーにAndroidスマートフォンですから日本語も使えますね。パッケージ内にはシリコンカバーも付いているのがちょっとお買い得かも。
どことなくLumiaっぽいね |
ツヤのあるイエローなボディーはどことなくノキアのLumiaシリーズを彷彿とさせます。付属のヘッドホンも黄色いあたりは手が込んでいますねぇ。このあたりのアクセサリーへのこだわりなど、ちゃんとわかって作っているのがうれしくなっちゃう。
残念なことにGSMオンリーなのです |
少し前の製品なのでOSはAndroid 2.2と古めだけど、サブマシンとして使うのもいいかもしれないです。でも残念なことにこいつはGSMオンリーなので、低速な2G回線しか使えないのです。同時期に中国で発売されベストセラーになった同系モデルの『U8500』(写真手前)がW-CDMA対応なだけに残念無念。
カラーリングのせいか愛着が湧いてくる |
U8500ってシルバーで特徴があまりないのでこの『UM840』とボディー交換して使えないかなあ? なんて考えたりもしました。ま、割り切ってこのUM840はWiFiで活用するのがいいかもしれません。カラフルで手の平サイズで使っているうちにだんだんとかわいいと思えてくる、愛着の湧く製品なんですよこれ。
深セン電脳街は掘り出し物だらけ(ヒュンダイにあらず) |
さてこの2機種、南米向け商品ですが現地で買ったり輸入したわけではありません。中国は深センの電脳街へ行ったらこの手の専門店があってそこで売られていたもの。こんなものでも中国でまだ売れるから輸入したのか、それとも現地で格安だったから仕入れているのか。いずれにせよこんなものやら変なものが続々見つかっちゃう深セン、なかなか楽しい街です。
ゴールデンウィーク中に香港に行く人がいたらちょっと足を伸ばして深センへ行くのも面白いですよ(スリには注意!)。
山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります