iPadで絵を描くとき、線の強弱や色の濃淡などを表現するのはなかなかめんどう。これはiPadのタッチパネルが静電式で筆圧を感知できないからだ。なので、どれだけ筆圧を変えて線を書いたとしても、画面上に表現されるのは同じ太さ、濃さの線になってしまう。
が、今回紹介するペン型のガジェット『Pogo Connect』を使えば、iPadのペイントアプリ上で筆圧を表現できる。
このスタイラスペンには、筆圧を感知するセンサーが内蔵されている。仕組み的には、その情報をBluetooth経由でiPadに送り画面上に表現するという単純なもの。しかし、その性能は数百段階の筆圧を解析できるレベル。たとえば毛の強弱なんかも見事に表現できてしまうという優れモノ。
今までペン先の太さなどは、アプリ上でいちいち設定していたが、こいつがあればめんどくさい設定をしなくてもiPad上でカンタンに習字や水墨画ふうの表現も可能になるのだ。 価格も79.95ドルと手ごろ。
懸念点は“アプリ側がPogo Connectに対応しているかどうか”ということだが、いくつかのアプリは既にアップデートによる対応が行なわれている。こういった細かな改良を後からデキるのが、ダウンロード方式アプリの良いところ。今後も改良に改良を重ねていけば、そのうち学校の美術の授業でiPadとスタイラスペンが使われるような状況も出てくるかも。
■今週のガジェット■
『Pogo Connect』
Bluetooth経由でiPadに筆圧感知のデータを送り、線の強弱や微妙な色合いを表現できるスタイラスペン。単4電池1本使用。
↑『Procreate』や『Zen Brush』、『GoodNotes』などのiPadアプリに対応。
↑ペン先はゴム状。替えのペン先も別途購入できる。
発売 Ten One Design(関連サイト)
直販価格 79.95ドル(約7500円)
■今週の近況■
ひろゆきの書類送検については、ガチな裁判になったら有罪を取れないから不起訴にしたんじゃないかな。これが、特捜部の事件だったら意地でも起訴していたと思う。そういう意味では、捜査機関と起訴の是非を決める機関が独立しているのは牽制が効いてとても良いことだ。
※この連載は週刊アスキー2013年4月23日号(2013年4月9日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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