週刊アスキーの連載ページ『ネット早耳かわら版』に掲載している“ニコニコ動画 今昔物語”クロス連載。週刊アスキー4月23日号(4月9日発売)からは、海外ユーザーの“ニコニコ国際交流”についてとりあげます。ゲストは、ニコ動運営で“ニコニコ超パーティーII”を始めとするイベントを担当しているあべちゃん。ちょうど来日されていたオーストリア人の“ケーキ姫☆優海”さんにもSkypeでご出演いただきました。
4月27日、28日、いよいよniconicoの祭典“ニコニコ超会議2”が開催されます。その両日の夜には、ライブイベント“ニコニコ超パーティーII”を実施。出演者が現状でも250人超でさらにこれから増えるという、パーティーの名にふさわしい詰め込み具合になっています。
カテゴリーも歌ってみた、踊ってみた、演奏してみた、ボーカロイド、東方Project、エンターテイメント、ユーザー生放送など多岐にわたっています。その中でぜひ注目してほしいのが、今年新設されたのが“ニコニコ国際交流枠”です。オーストリアのケーキ姫☆優海さん、フランスのボカロジェンヌさんをはじめ、イギリス、イスラエル、カナダ、中国、韓国、台湾という7つの国と地域から10名が参加します。
↑オーストリア出身、“踊ってみた”のケーキ姫☆優海さん。ニコ動発のアイドルユニット“トーンジュエル”の一員としても活躍中。1日目に出演。
↑フランス出身、ナミちゃん、やまちゃんの2人による“ボカロジェンヌ”。ジャンルとしては“歌って踊ってみた”。1日目に出演。
↑韓国出身のベーシスト、H.J.Freaksさん。超絶技巧なのに、衣装がどうしてこうなった……という方です。過去にASCII.jpでも取材したことがあります。両日に出演。
↑イスラエル出身、歌ってみたのSquaDusさん。「え、本当に海外の人?」と驚く流暢な日本語と伸びやかな歌声がスゴい。2日目に出演。
多くの海外ユーザーが出演したイベントと言えば、2011年5月に台湾で実施した“ニコニコ大会議2011 in 台湾”が思い起こされる。日本の出演者に混じって、台湾からはがいらくさん、委員長さん、カラスさん、猫(♂)さん、Chiaさんの5人、中国からはほんこーんさん、パンダ氏さんの2人、韓国からわたあめさんという合計8人の有名ユーザーが呼ばれて舞台に上がっていた。
↑左からChiaさん、わたあめさん、ほんこーんさん。
ただ、日本国内でここまで海外ユーザーが多く参加するイベントは初めてのはず。あべちゃんは「僕がいろいろ担当しているイベントでは、地方在住のユーザーでもステージに上がりたい気持ちがあるなら、交通費を払ってなんとか来てもらおうとしているんです。でも、海外ユーザーを呼ぶとなると、国内とは桁違いになって普通はできない。ただ、ニコニコ超会議という場なら、やる意義もあるし、予算もある程度確保できる」と情熱を語っていた。
ネットを通じて逆輸入されたニコ動文化が、ステージでどう花開くのか。超パーティーIIは、ネットチケットも発売しているのでぜひぜひチェックしてみるべし!
■関連サイト
週刊アスキーチャンネル(ニコニコチャンネル)
ニコニコ超会議2
■週刊アスキー 連載ページ『ネット早耳かわら版』
リニューアルしてパワーアップしたネット情報満載の連載ページ。SNSを使いこなすテクニックやウェブアプリやサービスの紹介、ソーシャルメディアの話題など、盛りだくさんの4ページでお届けしている。
■著者紹介-広田稔
ウェブサイト“ASCII.jp”でMacやネットサービスなどのネタを担当。初期からニコニコ動画を取材し、2007年には笛のお兄さんの「Fooさん」を取材(関連サイト)していたりして、有り体にいえば“ニコ厨”(ニコ動好きな人)、好きが高じて『ニコニコ動画めもりある ~ニコニコ大会議編~』という書籍を執筆。
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1,500円
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