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故ジョブズ映画って何本進行中なの?【追記あり】

2013年04月04日 22時30分更新

 故スティーブ・ジョブズの映画話はよく耳にするんですが、混乱してきたのでいったん整理してみることにしました。

 まず、ひとつはスティーブ・ウォズニアックがアドバイザーを務め、3部構成になるとも言われている米ソニー・ピクチャーズ制作の伝記映画『(タイトル未定)』。脚本は『ソーシャル・ネットワーク』を手掛けたアーロン・ソーキン。

JOBS
↑映画の主演俳優などはまだ発表されていない。ソニー版の映画がもっとも忠実に故ジョブズを描くと思われる。

 もうひとつは、主演俳優が若き日の故ジョブズに似すぎと話題のアシュトン・カッチャー主演、低予算映画『jOBS(原題)』。ツイッターなどで画像がRTされまくっていたので、映画といえば、まずこちらを思い浮かべる人も多いのでは。予定では4月19日公開でしたが、公開延期が報じられています。(追記:米国では8月16日公開、日本では『スティーブ・ジョブズ』として11月公開決定/配給ギャガ)

jOBS
↑アシュトン・カッチャー本人が、自分が演じた故ジョブズの画像と合成し、ツイッター上で公開した写真。

 さらに、3月に突然発表して世界を動揺させた、米コメディー専門サイトFunnyorDie.com制作のパロディ伝記『iSteve』。4月15日(米国時間)に“ウェブで公開予定”となっており、故ジョブズが亡くなってから最初のムービーになりそうです。ウェブ公開とはいえ、本編、なんと1時間程度もあるとか。

iSteve
↑きれいな三段オチになりましたが、こちらがパロディ版の故ジョブズ。薄目で見ると似ていますが黒タートルの着こなしが残念。

 というわけで現在、公開を予定している映画は合計3本。同じ映画の話をしていてもどうりで噛み合わないと思いました。

 15日公開の『iSteve』は、FunnyorDie.comがいつものように偽ジョブズ映画の予告編をつくり始めたものの、なんか撮れそうだからそのまま長編映画も撮っちゃったという代物。ただし、FunnyorDie.comが撮っている映画のパロディー予告はどれも本格的で、“プロの犯行”に近いものになりそうです。

 しかも主演は、長年、公式CM『Get a Mac』にMac側の役として出演していたイケメン俳優ジャスティン・ロング(『ダイ・ハード4.0』でのハッカー役が有名)が務めるという豪華さから期待せざるを得ません。(余談ですが下に張り付けた『Get a Mac』の日本版はラーメンズが演じており、iMovie編の美女は中谷美紀さんでした)

 『iSteve』の監督は、「ウィキペディアをざっと見て3日で脚本を書き、5日で撮影したけど、最終的にMacヲタの人たちがちゃんと笑える作品になったよ」と語ったと、NewYorkTimesが報じています(関連サイト)。現在、トレーラーが公開されていますが、Macの歴史を知っている人なら予告編だけでクスッとくるものがあるんじゃないでしょうか。

 


 ついでに、サンダンス映画祭で披露した際に賛否両論を巻き起こし、ウォズニアックまでもが内容に苦言を呈したといわれる『jOBS(原題)』のトレーラーも貼っておきます。

 なんでもいいけど、早く劇場で観てあれこれ言いたいですね。

【4月15日追記】ボストン・マラソン爆破の悲劇を受け、『iSteve』の公開は4月17日(米国時間)へと延期されました。亡くなられた方々に心から哀悼の意を表し、入院された方々の早い回復をお祈り申し上げます。

■関連サイト
FunnyorDie.com
jOBS
ashton kutcher(twitter)
映画『スティーブ・ジョブズ』

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