MWC2013で話題を集めた、Mozillaのモバイル向けOS『FireFox OS』。『FireFox OS Simulator』は、その世界観をブラウザーで体験できるエミュレーターだ。最新版のFireFoxに対応するアドオン(拡張機能)として配信されており、新OSをひと足早く操作できる。
エミュレーターとはいえ、ホーム画面やアプリ一覧などの完成度は高く、仕様を細かくチェックできる。また、TwitterやFacebookなどのアプリは実際に起動して使える。めんどうな設定などは一切なく簡単に使えるので、気軽に操作性を確かめてみてほしい。
■アドオンをインストールして起動
FireFoxを起動し、Firefoxアドオンサイト内にある『FireFox OS Simulator』(関連サイト)のページにアクセスして【ダウンロード】を選択。
またはブラウザー画面左上の【FireFox】→【アドオン】の順にクリックして“アドオンマネージャ”を開く。
【アドオンを検索】で『FireFox OS Simulator』を検索して、『FireFox OS Simulator 2.0』の【インストール】をクリックする。
インストールが完了すると、自動的に“Simulator Dashboard”が起動。左側に配置された“Simulator”スイッチの【Stopped】をクリックして、【Running】に切り替えよう。
しばらく待つとエミュレーターが起動し、FireFox OSのロック画面が表示される。右下の鍵のアイコンをクリックして、ロックを解除しよう。
■ホーム画面の仕様をチェック
ロックを解除できたら、さっそくホーム画面を操作してみよう。まず表示されるのが、以下のトップ画面だ。上部に日付と時刻、下部には通話、メッセージ、連絡先、ブラウザーのショートカットが配置されている。
右側のページに移動するとアプリの一覧が表示される。カメラやギャラリー、FMラジオなどのアプリが並ぶ。なお、カメラアプリは、起動はするものの当然のことながら撮影はできない。
右側のもう1ページも、アプリ一覧になっており、カレンダーや時計、Eメール、音楽プレイヤーなどのアプリがそろう。
トップ画面に戻って左側に進むと、ショートカットの一覧が表示される。ショートカットは、“Social”、“Games”、“Local”、“Music”などのフォルダーに分類されており、クリックするとフォルダーが開く。
画面右下の【More】をクリックすると、好みのアプリが盛り込まれたフォルダーを追加できる。
画面上部の検索ウインドーで、検索を行なうこともできる。キーワードを入力して検索すると結果が表示され、ページを閲覧できる。
■実際にアプリを使ってみよう
ホーム画面の仕様がわかったら、実際にアプリを使ってみよう。まずは、試しにブラウザーを起動。トップ画面で右下にあるブラウザーのアイコンをクリックする。
ブラウザーが起動したら、上部の検索ウインドーにキーワードを入力してみよう。“週刊アスキー”で検索すると……。
Bingで検索され、以下の画面が表示された。リンクをクリックすると、実際のページにもアクセスできる。
■TwitterやFacebookを試してみよう
次に、Twitterアプリを試してみよう。トップ画面の左側にあるショートカットページで“Social”をクリックし、“Twitter”を起動。
トップ画面が表示されたら、【Sign in】をクリックしてサインインしよう。
タイムラインが表示できた。画面右上のツイート作成ボタンをクリックすれば、新規ツイートの投稿も可能だ。リプライの送信やリツイート、ツイートの検索なども行なえる。
Facebookはどうだろうか。Twitterと同様、ショートカットページの“Social”で“Facebook”を選択。ログイン画面でメールアドレスとパスワードを入力しよう。
トップ画面が表示される。私の使用環境では、やや挙動が不安定だったが、フィードの閲覧や近況の投稿を行なうことができた。
■2回目以降はFireFoxのメニューから起動する
なお、初回は自動的にSimulator Dashboard”が起動し、“Simulator”スイッチを切り替えることで起動できたが、2回目以降はFireFoxのメニューから起動する。左上の【FireFox】をクリックし、【Web開発】→【FireFox Simulator】の順に選択しよう。
●関連サイト
FireFox OS Simulator 2.0
利用無料
バージョン:2.0
作者:Myk Melez
(バージョン、ウェブアプリの内容は記事作成時のものです)
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