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オフィス搭載のマイクロソフト“純正”RTタブレット『Surface RT』

2013年03月21日 12時30分更新

Surface RT 32GB+タッチカバー(ブラック)モデル』
●マイクロソフト(関連サイト
●実売価格 5万8000円前後

Surface RT

本体の背面に折りたたみ式スタンドを内蔵

Surface RT

↑キックスタンドの厚みは0.4ミリだがVaporMG製のためかかなり頑丈。スタンドの内側にはマイクロSDXCカードスロットもある。

■動画でのバッテリー持ちはTegra3搭載機として標準的

Surface RT

↑ウェブブラウザー経由でフルHD解像度のH.264動画を再生させ続けたが、アンドロイドタブレットと変わらない駆動時間で、公称最大8時間は妥当な数値だ。

オフィスの互換性もバッチリ

Surface RT
Surface RT
Surface RT

↑オフィス2013 RTはワード、エクセル、パワーポイント、ワンノートの4種で構成。創英角ゴシックなどワード用のフォントも含まれており、PCで作成したファイルもほぼ再現できる。

MS初の端末とは思えない完成度の高いつくり

 アメリカでの販売開始から約3ヵ月、いよいよ『Surface RT』が日本でも発売される。その特徴は、魅力的なデザインとつくりの良さ、そしてオフィスを搭載することだ。特殊マグネシウムの“VaporMg”が使われたボディーは、見た目がシックなだけでなく頑丈さにも貢献している。ゴリラガラス2と相まって、多少の力で捻ってもビクともしない。さらに、セットモデルで付属するカバー兼キーボードである『タッチカバー』もユニーク。厚みが約3ミリと薄いため運搬時も邪魔にならず、本体と一体化した“キックスタンド”と併用すると、ノートPC的な使い方ができる。IPS液晶は、148dpiとタブレットとしては高精細ではないが、写真などの閲覧では色鮮やかだ。
 OSは『ウィンドウズRT』なので、慣れ親しんだウィンドウズとして使える。8とのデスクトップ用ソフトとの互換性が基本的にない点は、ライバルの8搭載タブレットと比べると不利。ただし、『オフィス2013RT』が付属するのがメリットで、マクロやVBAは使えないが編集もできて互換性が高く、コストパフォーマンスは優秀だ。

Atom機と性能は互角 オフィスの速度も実用レベル

 CPUがTegra3なのでオフィスの処理速度が気になるが、ワードで約8万個の単語を置換すると、本機が1分36秒、Atom搭載8タブレットが1分28秒とほぼ互角。エクセルで約2万×8セルの数値を累計する処理でも、本機が30秒、Atom搭載機が40秒と、4コアCPUを生かして高速に処理できる実用的なパワーをもつ。また、フラッシュを使ったサイトも見られるようになるため、エンタメ用にも使える。
 同じRTの『LaVie Y』やキーボード付きの『VivoTab RT TF600T』と比べると最安で、本製品は約850グラムと最軽量。Atom&8搭載タブレットも本体のみで5万円台後半がほとんどなので、最も気軽に持ち運べるウィンドウズ機といえる。

SPEC
CPU Tegra3(1.3GHz、クアッドコア)
液晶ディスプレー 10.6インチIPS(1366×768ドット、5点タッチ対応、148dpi)
メモリー 2GB
ストレージ 32GBフラッシュメモリー(eMMC)
インターフェース USB2.0、HDビデオ出力ポート(microHDM)、microSDXCカードスロット、ヘッドホン端子ほか
通信機能 802.11b/g/n、Bluetooth4.0
OS Windows RT
サイズ/重量 約275(W)×172(D)×9(H)mm/約675g(本体のみ)

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