AMDの次期APU Aシリーズ(コードネーム:Richland)の概要が明らかになった。Richlandは、GPUにRADEON HD8000Gシリーズを新たに採用。今回の発表は、ノートPC用のモデルとなる。4コアを2モデル、2コアを2モデル、ラインアップする。
AMDの比較(3DMarkのFire Strike)によれば、最上位のA10-5750MはCore i7-3520Mの約1.5倍の3D描画性能を実現。現行のAシリーズ(コードネーム:Trinty)と同様、外部GPUなしの薄型ノートPCでもライトなゲームを快適に遊べる、といったところがポイントであり、最大のウリだろう。
Trinityからの進化点として挙げたいのは、省電力性能。HD動画再生時で比べた資料を見れば、システム全体で約3ワットほど下がっているのがわかる。APU単体では約1.7ワット程度の低下だが、積もり積もってバッテリー駆動時間が1時間以上伸びるのはうれしいところ。
A10-5750M、A8-5550M、A6-5350M、A4-5150Mと型番が5000シリーズに上がってはいるものの、Trinityとの性能比較などを大きく取り扱ってない点を考慮すると、大きな性能向上にはいたっていないのではないかと思われる。実際にRichlandを採用するノートPCが現われたら、追って性能をレポートする。
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